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常岡氏の消息が確認できるまでの間、一時的に開いたページです。

さるさる日記

■2010/03/29 (月) 23:13:37 潜伏中

昨日までジャララバードにいたのですが、カブールへ戻ってまいりました。カブールで久保田弘信カメラマンと今生の別れを済ませ、しばらく隠遁しようと思います。でも、こういうタイミングでモスクワの地下鉄連続爆破事件のニュースが入ってきました。01年にはアブハジアの山奥でチェチェンのムャヒディンに従軍して、どこへも行けなくなっている最中に911事件が起こりました。本当は今すぐモスクワへ飛びたいですが、こう間が悪いのもぼくの運命かも知れません。仮に暇だったところで、ロシアに入国させてもらえるかどうか、分かりませんしね。ともあれ、行ってまいります。心配されるの大好きです。


■2010/03/23 (火) 18:21:19 このあと8時から朝日ニュースター生出演

@shamilsh: 今夜8時からの朝日ニュースター「ニュースの深層」(キャスター上杉隆&重信メイ)にぼくと同志社大神学部・中田考教授が電話で生出演します。カブールからの電話リポートです。みれる環境の方、どうぞみてみてみてください!


■2010/03/23 (火) 02:26:29 今年のザイーフたん

一年ぶりに、ザイーフ師と話をすることができた。去年も師は舌鋒鋭く米国を批判していたが、それでも「この戦争は交渉によってしか終わらせられない。交渉当事者になり得るのはオマル師だけだ」と、和平交渉の必要性を語っていた。しかし、今年の師は米国どころかカルザイとの和平すら「不可能だ」と、全面否定した。

ザイーフ師は、「占領がすべての問題の根源だ。政治腐敗も占領下の傀儡政権だからこそ起きた。タリバン政権下ではなかったのだ。麻薬の問題もそうだ。占領下で麻薬ビジネスが復活したのだ。国家再建・復興支援の名の下に、多くの国や団体がアフガニスタンを訪れているが、占領という現実を追認・正当化し、延命させるような支援を私たちは認めない」と、語った。

占領という言葉を戦争と言い換えると、ぼくが考えていることとほぼ同じだ。日本のメディアも支援団体も、戦争の是非を問わぬままで、アフガニスタンの教育問題や女性の権利の問題、地域の復興について語っているものが目立つ。

しかし、今のお為ごかしの「対テロ戦争」が続く限り、どんな人道支援も復興支援もエクスキューズにしかならない。バカバカしいマッチポンプだ。ザイーフ師はタリバンが責任の一端を負っていると認めたくないから、「占領」を強調するのだろうが、米軍が占領する前からアフガニスタンはずっと戦争だった。タリバンはそれを終わらせることができなかった。現在の諸問題の責任が米国の占領にあることは間違いないが、占領が終わりさえすればすべてが解決するというのは彼らの悪質な嘘だ。

米軍が一方的に撤退すれば、今度はアフガン人同士、ムスリム同士の内戦が再開されるだけだろう。それを避けて、30年続いたこの国の戦争を終わらせるには、米国、タリバンを含めたアフガニスタンのすべての紛争当事者の和解が必要だ。

しかし、米国にはその意志がなく、むしろ秘密裏の和平工作を妨害している。タリバンも去年と違って、和解への熱意を失っている。オバマは「18ヶ月以内に撤退開始」を公約したが、状況は明らかに、著しく悪化している。


■2010/03/21 (日) 03:42:34 カブールより

17日に出国。18日にアフガニスタン入りして、楽しく取材しています。楽しいけど、能率は決していいとはいえません。到着時にアリアナ航空がぼくらのの荷物をカンダハルに忘れてきてしまって、先ほどようやく、自分のパンツと再会できたところです。インターネット環境も非常に悪くて、日本の情報もさっぱり分かりません。その代わり、こちらの情報はよく入ってきます。久保田弘信カメラマンの滞在しているジャララバードでは、町の中心で連続して4回の爆発があったそうです。ぼくがいるカブール・スピンザルホテル周辺は平和で、ちっとも仕事になりません。こちらでの電話番号は(+93-706827838)です。よろしくお願いいたします。


■2010/03/14 (日) 07:56:33 満員御礼

昨夜の文京シビックセンターでの報告会はおよそ40人が参加。30人ほど収容可能な会場に、追加のイスを並べて対応する盛況となりました。皆さま、ありがとうございました。


■2010/03/13 (土) 07:42:00 横田徹氏、戦場で負傷

本物の「戦場カメラマンの最後の生き残り」とでもいうべき横田徹さんが一昨日、アフガニスタンから帰国され、連絡をいただいた。なんということか、今回は負傷しての帰国だった。

アフガニスタン東部クナール州山岳地帯に展開する米軍部隊に従軍して激しい戦闘を取材中、遠距離からのタリバンのロケット砲攻撃を5メートルの距離で受け、つま先を負傷されたとのことだ。

山岳地帯でもちろん、病院などはなく、現場で自分で手当をしたが、痛みが取れず、化膿してきたので、結局、米軍のメディック(衛生兵)の手当を受けたそうだ。帰国した今、できれば病院へ行きたいが、「お金がなくて行けない」と。

しばらく休んで傷を治されるのかと思ったら、今月下旬にはもう、次の取材で東南アジアへ出発されるとのこと。お聞きして、言葉も出なかった。無法地帯と化したパキスタン北西辺境州のペシャワルには今、久保田弘信カメラマンがいて、アフガニスタン入りを伺っている。ぼくも来週にはアフガニスタンへ出発予定だ。

でも、実は今日は全然違う話題で講演のお仕事(と、いってもノーギャラ)が入っている。先週まで訪れていた欧州からの報告。デンマークを中心に新たに始まったチェチェン人やカフカスの少数民族・離散民の組織「自由カフカス」について。

アフガニスタンの出発準備もできていないし、お金がないのも深刻だけど、なんだか、追い回されている気がする。横田さんみたいにいい仕事ができているわけでもないというのに。


■2010/03/04 (木) 05:26:52 大写真家

アフガニスタンへ出発する久保田弘信カメラマンと新宿でお会いしました。久保田さんは写真家のギャルギャル安田菜津紀さん( http://yasudanatsuki.com/ )とご一緒でした。さらに、数年ぶりで、渋谷敦志さん( http://www.shibuyaatsushi.com/ )にもお会いできました。

渋谷さんは34歳の若さですけど、ぼくなんかのずっと大先輩で、ギャルギャル安田さんにいたっては大学出たての22歳だそうでした。若い人、新しい人が報道の現場に現れなくなった、なんていわれますが、本当はそんなことはないのだなあと思います。ちゃんとすごい人は出てきています。ギャルギャル安田さんは大手メディアにも出ずっぱりみたい。ぼくが今まで知らなかっただけ。井の中の蛙でした。


■2010/03/02 (火) 12:29:27 3月13日・チェチェン問題イベント

ゆうべ、元気に欧州から帰国いたしました。応援くださった皆さま、ありがとうございました。さて、お知らせです。

■集会のお知らせ 「日本と世界のチェチェン難民、離散地からの声」

  日時  3月13日(土曜日) 18:30~21:00(18:00開場)
  場所  文京シビックセンター 会議室 5A
  共催  チェチェン連絡会議 チェチェンの子どもたち日本委員会
  参加費 1,000円(難民無料)

チェチェン難民問題についての集会を開催します。今、世界中に散らばったチェチェンの難民は、10万人とも、20万人とも言われています。日本も、例外ではありません。

昨年、チェチェン支援関係者のもとに新しい情報が寄せられました。2007年に来日した一人のチェチェン人青年が、大阪入国管理局に収容されているのです。現在、収容されたまま難民認定の調査が行われているこの青年の、強制送還阻止に向けて、緊急の取り組みが必要です。

制約はありますが、公表できる点だけでも、関心を持って下さる皆さんに報告して、日本におけるチェチェン難民がおかれている窮状について、理解を深めていただき、今後の救援活動に結びつけたいと、私たちは考えています。

次に、ジャーナリストの常岡浩介さんが、デンマークに本部を置くコーカサス離散民の組織「自由コーカサス」による、コペンハーゲンでの2月23日(チェチェン人の強制移住記念日)集会に参加され、同運動の議長である、イサ・ムナーエフ氏へのインタビューを行いましたので、報告していただきます。

現在44歳のイサ・ムナーエフ氏は、2005年に暗殺されたアスラン・マスハドフ大統領の側近で、独立派野戦司令官の数少ない生き残りです。その清廉な人柄から、独立チェチェン共和国の検事総長をつとめた人物です。チェチェン内外の現状に斬り込んだ報告が期待されます。ぜひ、ご参加ください。

集会内容

 1、日本におけるチェチェン難民
   大阪入管に収容されているチェチェン人青年の強制送還阻止を中心に
   報告者 岡田一男

 2、コーカサス離散民の国際連帯の現在と「自由コーカサス」運動
   報告者 常岡浩介(フリージャーナリスト)

 3、質疑応答など

■2010/02/24 (水) 18:43:25 コペンハーゲン

コペンハーゲンにいます。今夜、ロンドンへ戻ります。
http://www.1k-tv.com/index-3-videoinfo-346

チェチェン民族強制移住・虐殺をテーマとした報告集会は3月13日(土)、文京区シビックセンター5F区民会議室、午後7時からです。初めて日本にいるチェチェン難民の存在を公表します。ぼくは欧州でのカフカス・ディアスポラの組織「自由カフカス運動」の状況報告を。よろしくお願いいたします。


■2010/02/23 (火) 15:29:22 北欧回遊

ただいま、ノルウェーからスウェーデン経由でデンマークの首都コペンハーゲンへ戻って来ました。17日から19日までロンドン、それからコペンハーゲン、20日にオスロへバスで移動したところです。オスロではアフガン人の友人アジマールのところに滞在していました。こちらではチェチェン独立派指導者アイサ・ムナーエフを訪ねます。明日の夜までこちらに滞在予定です。デンマークでの連絡先電話番号は… +4550123639 です。

今後の予定ですが、24日のこちら時間の深夜にロンドン、25日にイタリアへ移動し、28日夜に日本へ出発。成田へ着くのは3月1日となります。日本には二週間滞在して、次の取材地へ出発予定です。よろしくお願いいたします。


■2010/02/16 (火) 23:55:12 イタリア、クロアチア、英国

またまたご無沙汰しています。現在、イタリアに滞在しています。先週、船に乗ってクロアチアへいってきました。なんと、20年ぶりでした。20年間はまだクロアチアという独立国はなく、ユーゴスラビアの一部でした。そのあと、まもなく、当時ぼくが訪ねたドブロブニクは激しい戦争に巻き込まれ、現地で出会った人の消息すら分からなくなりました。

今回は、イタリアのアンコーナからクロアチアのスプリトへ行ったのですが、すっかり平和になった反面、この20年間、いったいどこが進歩したのだろうと思わされました。20年前同様、旧市街の民宿に泊まったのですが、民宿の湯沸かし器はタンクの湯が空になったら、あとは冷水しか出なくなる旧共産圏・途上国様式だし、テレビも前世紀のモデルとしか思えない製品でした。

しかし、町外れのビストロで食べた地元料理のおいしさといったら、20年前と全く変わっていなくて、これこそ本当にすばらしいと思いました。明日は格安航空会社のライアンエアに乗って、ロンドンへ移動する予定です。また、報告いたします。


■2009/12/21 (月) 03:55:59 ご無沙汰しています

ご無沙汰しております。生きていますが、引きこもっています。17日には京都・同志社大学神学部で講義させていただきました。今週末の12月26日には工学院大学の朝日カルチャースクールで第三回講義を予定しております。とにかく、やりかけの仕事をやってしまって、迷惑をおかけしている皆さまに顔向けできるようにしようというところです。


■2009/11/30 (月) 11:42:45 タリバンからのメッセージ

タリバンの最高指導者オマル師がイードにあたって世界にメッセージを発している。2チャンネルがこれを翻訳して載せていた。

最初にアッラーへの祝福と感謝の言葉

1 ムジャヒドである国民へ

先日の選挙をボイコットをしてくれた国民に感謝する。
アフガニスタンイスラム首長国は交渉という名目の降伏はしない。
我々はイスラム教と国益にかなう交渉しかしない。

2 最前線で戦っているムジャヒディンへ

今の勝利はアッラーのおかげである。神に感謝し一般の人々に尽くすことで
アッラーはいっそうの祝福をくださるだろう。
大切なことはアッラーの禁止していることを守ること。組織内の団結。
一般国民に死傷者を出さないよう気をつけること。
年長者や有力者を敬い、若者へは思いやりを持つこと。
軍事活動だけでなく人々の苦情に気を配ること。
人々の間に対立、偏見、人種差を駆り立てようとする敵の策謀を
国民の助けを借りてくじくこと。

3 カブール傀儡政権へ

侵略者たちに隷属し、自国のムスリムを抑圧するのをやめなさい。
過去の親英、親ロシアのリーダーたちと同じ末路をたどらないように
気をつけなさい。

4 イスラム会議と世界の人権組織へ

米軍・連合軍による民間人死傷者を防ぐため一歩を踏み出すよう求める。
そしてアフガニスタン全国にある様々な名義の刑務所で苦しんでいる
アフガン国民の問題にも着手して欲しい。米国・西側諸国を喜ばせることしか
しないつもりなら人権擁護という名称は放棄すべきだ。

5 学者、著述者、文学者たちへ

論評や演説を通じて世界の大衆にアフガニスタンの現実を伝えて欲しい。
ペンと言葉のジハードを行える才能を授かったことは神からの贈り物だ。

6 アフガン周辺および世界の国々へ

アフガニスタンイスラム首長国は植民地主義者に対抗するために、相互の尊重に
基づいて、地域の、そしてすべての国々と建設的な関係を築いていきたいと思う。

7 ホワイトハウスの支配者と米国民へ

アフガニスタンの現実はアメリカおよび同盟侵略者たちが敗北への道を進んで
いることを示している。あなた方は軍国主義が輝きを失い、勇敢な
アフガン国民を支配することは決してできないと理解すべきだ。

8 自由を愛するヨーロッパの大衆へ 

あなた方の支配者はテロを口実に我が国に侵略し、毎日我が国の老若男女を 
殺している。「必要に迫られた戦争」という支配者たちの口実に乗せられては 
いけない。我々はただイスラムのシステムに基づく国を築きたいだけだ。 
他国を害するつもりはないが、他国が我々を害することは許さない。 

9 イスラム・ウンマーへ 
すべてのムスリム同胞はイスラムとイスラム・ウンマーの守り手である 
ムジャヒディンのことを祈りの中で思い出して欲しい。イスラム諸国間の 
差異を駆り立て動揺させようとする敵の陰謀を認識し警戒すべきである。 

最後に祝福の言葉 

モハンマド・オマル・ムジャヒド師 

残念ながら、ここでさるさる日記の字数制限です。続きは2ちゃんねるで!
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5/1253376418/172-174


■2009/09/24 (木) 03:06:31 最高です、大佐!

もう、最高!大佐は健在だった。これで明日一日、幸せでいられます。

カダフィ大佐:「安保理はテロ理事会だ」国連総会で初演説
http://mainichi.jp/select/world/news/20090924k0000m030118000c.html
カダフィ氏、国連総会で大荒れ…憲章投げ捨てる
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090924-OYT1T00131.htm?from=main1
「カダフィ節」さく裂 国連一般討論演説で
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092301000677.html
壇上で国連憲章放り投げ=常任理事国の拒否権批判-カダフィ大佐
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009092400018
カダフィ大佐が国連総会で初演説、拒否権批判し憲章放り投げ
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-11623820090924
カダフィ大佐、国連で大演説 安保理をやり玉に
http://www.asahi.com/international/update/0924/TKY200909240098.html
カダフィ大佐が国連総会で初演説 安保理を批判
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200909240004.html

■2009/09/21 (月) 03:33:37 イード

断食明けの大祭イード・ル・アドハーなので、かんだたみにおいしい缶詰を開けてあげました。でも、昼夜逆転のまま規則的には働いてきた胃袋はペースを再変更してくれず、今日もこんな時間にお腹が空いて、今、キャベツともやしとその他野菜と、牛肉の炒め物を作って、一人で食べています。


■2009/09/05 (土) 03:40:45 アフガニスタン・傭兵たちのハレンチ写真

とっても楽しそう!全員、タリバンにむち打ちの刑に処していただきたい。本人たちもきっと喜んじゃうと思う。

http://wiredvision.jp/news/200909/2009090321.html
http://wiredvision.jp/blog/dangerroom/200909/20090903104212.html
http://gawker.com/5350465/our-embassy-in-afghanistan-is-guarded-by-sexually-confused-frat-boys/gallery/?skyline=true&s=x

■2009/09/04 (金) 03:41:34 豪ラジオ・タリバンについて

Afghan Taliban shows administrative flair
http://www.radioaustralia.net.au/connectasia/stories/200909/s2673085.htm
2ちゃんねるで知りました。実に面白い。2ちゃんを「割れ窓」なんていってるのは、ウェブの使い方が分かってない人だと思います。取捨選択ができない人には割れ窓でしかないでしょうし、自分が割れ窓になってしまう。


■2009/09/02 (水) 05:12:46 週刊朝日、4行分の取材

週刊朝日2009年9月11日号(9月2日発売号)が店頭に出たので、お話できます。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10703
実は30日の投票日、夕方から群馬県高崎市に出張していました。週刊朝日編集部から「突然ですが、ヒマですか?」と、突然のお電話いただいたもので。「ヒマ、です」としか答えられなかったぼくは、大急ぎでシャワーを浴びて、タクシーと新幹線で、自民党の福田康夫の選挙事務所へ駆けつけました。福田が出た群馬4区では民主党新人の三宅雪子が「あなたの雪子と真夏の政権交代」という、意味不明なキャッチコピーで出馬していましたが、こんなおバカな相手でも、福田の敗色濃厚が伝えられていました。ところが、福田がどんな選挙戦を展開したかは週刊朝日誌面をみていただくとして、結果的には1万票ほどの差を付けて、福田が勝ってしまったのです。

さて、200人の支持者が集まった前での福田の勝利会見の内容です。「まったく汗と涙の選挙でした。なにしろ、相手が見えないんですよ」と、まずは対抗馬の三宅氏をバカにします。

続いて…「この勝利は貴重なものです。自民党に反省すべきところはいっぱいある。反省をもとに、よりよい党を作って行きたいと思います」

反省もなにも、自民党がこれほどの逆風の中でみごとに壊滅したのは民主党がなにかすばらしい仕事をしたからではありません。誰あろう、福田本人が政権を投げ出したからです。それなのに、「自民党が反省すべき」って…

思い出すのは2004年、イラク人質事件のとき、拉致され、無事帰還したフリージャーナリスト安田純平くんについて、「こんな問題を起こした記者を使うメディアはない」と、日本中を前にやはりバカにしたことです。その後、安田くんは著書を2冊出し、イラクへも再潜入し、取材を継続しましたが、福田の方は首相となったものの、無能っぷりをさらけ出し、あげく政権を放棄して、小泉時代まで人気絶頂だった自民党を急転直下、どん底に叩き込みました。

頼むからそんな自分を客観的にみて欲しいものです。今回の選挙では、こんな福田も、安倍晋三も、小泉の次男も、つまり、自民党の一番問題あるところはだれ一人、打撃を受けなかったので、福田がそうであるように反省して再起、なんてことも望めそうもありません。ぼくの取材成果は、週刊朝日誌面では130ページのおしまい4行分だけに反映されています。どうぞ、よろしく!


■2009/08/31 (月) 04:46:46 給油が止まる

群馬県高崎市の3,990円のホテルの部屋からこれを書いています。ぼくにとって、今日の選挙は、「これで、やっと、給油が止まる」ということです。民主党は、今年いっぱいまでインド洋上での米艦船への給油を続けて、それから、給油活動からは撤収する、としています。そうしたら、とりあえずぼくたちは、「日本はアフガニスタンで、米軍の戦争に協力していない」と、いうことができるようになります。

今回の選挙でだれ一人、海外のどこかで続いている戦争のことなど、話題にしませんでしたし、日本が世界でこれからどのように振る舞ってゆくのか、マニフェストでも語りませんでしたけど、ぼくはきっと、もう一度アフガニスタンへ行って、「日本はアフガン人に銃を向けない。以前と同じだ」と、あっちのみんなに話そうと思います。

もっとも、日本が基本的に世界の中に置かれた自分たちの立ち位置を取り戻したとか、長い視点を持って経済構造の改革に手を付けたわけではなく、またすぐに、迷走する自分の国の行動にハラハラさせられそうです。


■2009/08/24 (月) 02:53:10 工学院大・朝日カレッジのお知らせ

今年10月、11月、12月と、新宿区の工学院大学・朝日カレッジの公開講座で、月イチ講義をさせていただきます。すでにウェブサイトに載っていることに気づきましたので、こちらでお知らせさせていただきます。

http://www.kogakuin.ac.jp/sgakusyu/index.html
http://www.kogakuin.ac.jp/sgakusyu/2009/2009fall_39.pdf

戦争報道とは何か-チェチェン、アフガニスタンの現場から考える-フリー・ジャーナリスト・常岡 浩介

<講義の内容>

悲惨な戦争ほど報道されず、報道されない戦争ほど悲惨になる。日本で報道される戦争は、地球上で行われているすべての戦争、戦闘行為のうちのほんの一部にすぎない。先進主要国の中で、日本は「戦争報道後進国」。アフガニスタンではタリバンが完全復活し、米軍の攻勢にも関わらず、支配地域を広げ、過去最悪の治安状態になっている。チェチェンではロシア秘密警察が跋扈(ばっこ)し、全人口の4分の1が殺害された―― フリー・ジャーナリストの立場から、16年間にわたって戦争報道に携わってきた講師が、最新の現場取材を報告し、日本の戦争報道の現実と問題点について解説する。

■ 日 時 2009年10/24, 11/28, 12/26
全3回、土曜日、午後1時~2時30分
■ 受講料 2,000円/各回(税込)
工学院大学学生:500円/各回(税込)
■ 場 所 工学院大学新宿キャンパス 中層棟4階
(裏面地図を参照ください。学内では、赤エレベータをご利用ください)
<お問い合わせ & お申込み>
工学院大学エクステンションセンター
〒163-8677東京都新宿区西新宿1-24-2
TEL:03-3340-1457(月~土9:00~19:00)
FAX:03-3342-3150
*ファクシミリでお申込みの方は、
講座名、お名前、ご住所、お電話番号をお知らせください

■2009/08/22 (土) 00:01:14 JCCast 第28回、オン・エア!

先日、大久保で収録した武田徹さんのjournalism.jp運営のネットラジオ「JCCast」第28回がウェブにアップされました。
http://www.journalism.jp/podcasts/2009/08/28.html
赤木智弘くん、粥川準二さん、山下祐司さんとぼくの4人で、アフガニスタンのお話、そして、アニメ「東のエデン」の話をしております。おやびんの武田徹さんはその場にいたんですが、死んだふりをなさっていたので、残念ながら登場なさいません。武田さんのファンの皆さま、ごめんなさい。よろしかったら、ヲタ話をするぼくらのそばで息を潜めている武田さんの息づかいだけ、お楽しみください。でも、武田さん、どうしていないフリをなさってたんですか?


■2009/08/21 (金) 15:30:17 ギャルギャル土井香苗たん

昨日から使い始めたTwitterでは、モバイルマニアの人たちばかりが活発で、国際問題や報道関係の人たちの姿はさっぱり見えず、かなーりガッカリしつつありました。ところが、そんな中であの、土井香苗さんが活発に発信されていることに気づきました。ぼくは土井さんに直接お会いしたことはありませんが、99年にエチオピア・エリトリア戦争を取材したときに、ボランティアとして新生エリトリアの検察制度を作った日本人女性としてお名前を耳にしました。その後、どうなさっているのか、不覚にも知らなかったのですが、ぬわんと、この4月から、Human Rights Watchの日本代表として活動されていました。
http://www.hrw.org/ja

Human Rights Watchといえば、チェチェン、ロシアのどうしようもない人権状況に関して、ぼくは99年以来、アムネスティ・インターナショナルと共にどれほど頼りにしたことか…弁護士としては、外国人にものすごーく冷たいこの国で、難民申請希望者のサポートなどを続けていらっしゃるそうです。その土井香苗さんが、twitterを使ってガンガン、世界の人権情報を発信されていたのです。それも、Black Berry Boldを使っていらっしゃるみたい。
http://twitter.com/kanaedoi

観ていただけば分かりますが、すごいギャルギャルです。ぼくはさっそく、Twitterのシステムを使って土井さんにラブレターをお送りしました。そしたら、さっき、「著書読みました」と返信いただいた。ヤッター!なに、人妻?そんなの関係ないよ。そういうわけですから、昨日のエントリは撤回です。ぼくのアカウントなんてフォローしなくていいから、皆さんアカウント作って、すぐにギャルギャル土井香苗さんのTwitterをフォローしてください。


■2009/08/20 (木) 16:28:08 呟き始めました

Twitterというのは何の役に立つのか、さっぱり分からなかったんですが、モルドバやイラン大統領選挙のとき、改革派がTwitterを主たる情報伝達手段として活用したのをみて、こりゃ、ほっとけん、とアカウントを登録しました。しかし、イランのムサビ氏の呟きをときどき確認するだけで、その後、やっぱり使っていませんでした。原稿の締め切りを抱えて忙しいときなんかに、突然部屋の掃除をしたくなるってありますが、そういうタイミングの夕べになって、突然、Twitterを真面目に使う気になってしまいました。
http://twitter.com/shamilsh
こちらがそうです。↑使い方がよく分かっていませんし、今後、活用するかどうかも怪しいですけど、よろしかったら、フォローしてみてくださいまし。


■2009/08/12 (水) 13:06:45 救援物資

長崎県島原市のぼくの実家では、強毒性の鳥インフルエンザがヒトからヒトへ感染するよう変異し、パンデミックに陥った事態を想定して、自宅に非常食を備えていました。ところが、パンデミックに発展したのは強毒性鳥インフルではなく、弱毒性の豚インフルでした。このため、非常食は使われることなく、とりあえず賞味期限を迎えました。この処分に困った両親は、なんでも食べる豚人間である息子に処理させようと、期限切れのカップ麺を大量に送ってくれました。一方、第二次アフガニスタン取材が延期になって仕事も収入もどうなるんだかよく分からん息子は、これを食べに食べて、生き延びることができたのであります。ここ2ヶ月ほど、本当にゲップが出るほどカップ麺食べまくりました。段ボール2箱分が、あと一個で空になります。かんだたみの方がいいもの食べてるかも。


■2009/08/07 (金) 11:24:07 帰宅

昨日、九州出張から自宅へ戻りました。向こうではなんだか、2~3時間しか眠れない日々が続き、久しぶりにダメ人間をやめてちゃんと働く人になっていました。今日から、九州出張の取材の続きを都内で継続という感じになります。近く、取材成果の発表についてお知らせできると思います。よろしくお願いいたします。短い時間でしたが、実家に里帰りできてよかった。

あ、近く成果を発表と申し上げましたが、なんだか、芸能界が薬物問題で大変なことになってるみたいです。ページが取れない!これは掲載延期が繰り返されてしまう悪夢か?マンモスかなぴー。


■2009/07/31 (金) 12:35:10 九州へ

昨日から九州へ出張しています。長崎県島原市の実家へは1時間半だけ立ち寄ることができました。そうめんいただきました。おいしかった。実家のネコのはるかくんが喉を鳴らして寄ってきました。かわいかった…

昨日はいきなり取材に入り、宿にチェックインできたのは深夜3時になってしまいました。出発前に準備で2時間半しか寝てなかったので、疲れた。今回の出張の成果は近く発表できると思います。こちらで報告させていただきます。アフガニスタン再訪のプランが白紙化し、真っ白の夏を迎えていたところでしたが、これでなんとか、YouTubeでアニメばっかり観ているダメ人間からの社会復帰を目指します。


■2009/07/30 (木) 01:45:24 ネットラジオでアニメ談義

武田徹さんのjournalism.jp運営のネットラジオ「JCCast」の収録にみたびお呼びいただきました。第28回だそうです。フリーライターの山下祐司さんにアフガニスタンの情勢についてご質問いただいたあと、赤木智弘くんとアニメ「東のエデン」について語りを入れてしまいました。

http://juiz.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%87%E3%83%B3
赤木智弘氏
http://t-job.vis.ne.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%9C%A8%E6%99%BA%E5%BC%98

と、いいますのは、真っ白の夏になってしまったぼくが、かんだたみの世話以外にやることとして、ヲタ活動にどっぷりと漬かり、ネットでアニメばかり観ていたことに端を発します。それで、深夜枠でありながら5パーセントもの視聴率を取ったというこのアニメ作品を観て、「なんだ。これって、赤木くんの『希望は戦争』という論文をストーリー化したものじゃん」と、赤木くん本人に報告したものですから、それなら、改めてこのアニメについてお話しましょう、ということになったわけです。おやびんの武田徹さんはぼくたちのヲタ話について来れないようすで、ほとんど口を挟むことなく、退屈そうにしていらっしゃいました。ごめんなさい。しばらく経ちましたら、こちらのURLでネットラジオとしてお聴きいただけるようになるはずです。↓
http://www.journalism.jp/podcasts/
よろしくお願いいたします。


■2009/07/27 (月) 18:05:47 朝日新聞で加藤健二郎

今日、09年7月27日の朝日新聞夕刊で東長崎機関の加藤健二郎・大総裁が紹介されています。「DAYS」というコーナーで、其山史晃記者の署名入り記事です。タイトルは「戦地離れ バグパイプに生きる ジャーナリストから転身 イラク戦契機『平和ボケもいい』」と、なっています。衣装を着けてバグパイプを演奏する加藤さんのカラー写真付き、4段組の大型記事です。東長崎機関の名前も出して欲しかったなあ。 http://www.higashi-nagasaki.com/e2009/E01-2009_67asahi.html

中野駅前でキオスクに夕刊が並ぶのを待っていたら、雨が降り出してずぶ濡れでバイクで帰る羽目になってしまいました。とほほ。


■2009/07/27 (月) 15:28:24 コンバットマガジン9月号

今日、店頭販売のワールドフォトプレス社・コンバットマガジン9月号にぼくに対するインタヴュー記事が掲載されています。インタヴュアーはお笑い芸人のユリオカ超特Qさんで、話題はアフガニスタンについてです。COMBAT学習塾 1時間目 P60~63をご覧ください。今号のコンバットマガジンはアフガニスタン大特集と銘打って、横田徹さんの米軍従軍戦場ルポ他、数十ページに及ぶ大変なものです。ぜひ、みてみてください!
http://www.monomaga.net/wpp/shop/ProductDetail.aspx?sku=210909&CD=C0000014&WKCD=

コンバットマガジンでは、今回の特集の反響がよければ、今後3ヶ月ごとぐらいのスパンで、世界各地の戦争を特集してゆこうという方針だそうです。それだけに、この9月号はぜひ、売れて欲しいなあ。今回、テレビ各社の国際報道、戦争報道に対する非常に消極的な姿勢にショックを受けましたけど、各社赤字に転落したり、赤字ギリギリの経営状況の中で、視聴率的に数字が取れない話題、スポンサーに受けない話題をやるのは厳しいみたいです。

そんなテレビでも、アニメだけはどんどん一般受けしそうもないマニアックな方向にいって、深夜の時間帯を席巻しているなあと感心していたのですが、オタク相手の商売はスポンサーからの収入が小さくても、DVDや関連商品の販売によって二次的な利益が見通せるのだそうです。

そういう意味で、戦争報道もこれからはテレビや一般誌でなく、マニア誌や専門誌をフィールドとして考えていかなければなのかなあ。個人的には軍事オタク、武器マニアの人たちのことはさっぱり理解できないし、興味も持てないんですけど。


■2009/07/25 (土) 20:29:19 朝日ニュースターにまた出ます

お知らせさせてくださいませ。来週火曜日、09年7月28日、午後8時からの朝日ニュースター「ニュースの深層 evolution」にスタジオ生出演させていただきます。テーマは、「タリバン反撃拡大 模索する掃討作戦」と、
http://asahi-newstar.com/timetable/tv.php?param=3
こちらに書いてありました。マヂカヨ?キャスターはお馴染みの上杉隆さんです。

それから、我が麗しのギャルギャル重信メイちゃんがこの日は中東出張中でお休みで、サブキャスターには東京日露協会常任理事・ギャルギャル石井ターニャさんがピンチヒッター出演されるそうです。と、いうことは、ロシアの話題も出てくるのかな?

「ニュースの深層」の上杉隆さんのコーナーはゲスト同士がガチンコ生バトルをするのを期待されてるんという噂なんですけど、キャスターとゲストがスタジオでガチのバトルするなんて、アリなんでしょうか?知らないぞ!


■2009/07/16 (木) 04:54:24 メモリアルのエステミロワさん暗殺

ロシア界隈では知らぬもののない人権団体「メモリアル」のエステミロワ女史がイングーシで殺害されたそうです。また暗殺です。

ロシア:チェチェン人の女性人権活動家殺害される
http://mainichi.jp/select/world/news/20090716k0000m030151000c.html

先ほど、パリの菊池由希子氏とSkypeでその件について話をしました。すっかり、鬱になった。本当にロシアは犯罪帝国です。ネクライムですたい。

アフガニスタンでは数日前久しぶりに、米国とタリバンの和平交渉に関する記事が出ました。仰天したことに、パキスタン諜報機関ISIが公式に、タリバンとのこれまでの継続的な接触を事実上認め、自ら最高指導者のオマル師との交渉を仲介するとしています。

パキスタン軍がタリバーンと接触、米国とオマール師の交渉可能と
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200907110020.html

交渉の仲介は今までだって、ISIがやる気にさえなればできたはずで、今になってこれまでの秘密裏の接触を白状する気になったのは、ISI側になんらかの状況の変化があったのか?前回のアフガニスタン取材では、何人かから、「オマル師はISIに保護されてパキスタンで生活している。誰でも知ってる公然の秘密だ」と、聞きました。

ぼく自身は依然、テレビ局に働きかけたりの運動を続けていますが、アフガニスタンへ出発できる見通しはさっぱり立ちません。エステミロワさんの件といい、パキスタンISIの発表といい、いいことちっともなくて、かなり絶望的な気分になってきました。


■2009/07/07 (火) 11:29:18 真っ白の夏

3日の都留文科大での講演は、40人ほどに来ていただきまして、本も13冊も買っていただきました。ありがとうございました!

今年も後半に入ってしまいましたが、去年年末から今年にかけてのいくつかの取材は、取材自体は非常にうまくいっているにも関わらず、商売としてはものの見事に失敗続きです。特に前回のアフガニスタンは、日本ではたぶん、唯一タリバン側、タリバン幹部を取材できているにも関わらず、週刊朝日以外のメディアにほとんど全く関心を持ってもらえない状態です。特にテレビ。これほど反応が悪いとは事前に予想できませんでした。

前回の取材ではオスロに事前準備に行ったことなどから経費が嵩んで赤字なのですが、タリバンへの取材ルートさえ造ってしまえばテレビ局がのっかてくるだろうし、回収できると考えていました。しかし、実際には大手メディアはタリバン側を取材することの意義など感じていないみたいです。タリバン側への取材は友人アジマールに一緒に来てもらって初めて実現したので、ぼく一人でアフガニスタンを再訪してもあんまり意味がなく、かといってビンボ―なぼくではアジマールの再渡航費用まで負担できないので、次回は大手メディアを企画時点から巻き込んで…、なんて考えていたんですが、テレビ局にことごとく提案を蹴られた結果、夏の予定が真っ白になってしまいました。うーむ。かんだたみの世話しかすることがないよ。


■2009/07/02 (木) 08:24:46 明日、都留文科大で講演

山梨県都留市にあります都留文科大で明日、講演させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。

http://www.tsuru.ac.jp/open/syakai_kouen.pdf
大学院文学研究科 社会学地域社会研究専攻 主催
常岡 浩介氏 講演
日時: 7 月 3 日(金)18 時 15 分~
場所: 都留文科大学 2号館 1階 2101教室

チェチェン、パレスチナ、アフガニスタン、イラクといったイスラーム世界の戦争の現状について、1998 年以来の現地取材をもとにして解説していきます。米国、ロシア、イスラエルなどから「テロリスト」と呼ばれた人びとの実際の素顔と生活について、また、ハチントンが主張した「文明の衝突」論が利害関係をもつ諸勢力によって恣意的に操作され、実現しつつあるかのように演出されている事実を説明します。みなさま、ふるってご参加下さい。

<常岡浩介氏のプロフィール>

1969 年、長崎県島原市生まれ、40 歳。NBC 長崎放送報道記者を経て、98 年からフリー。アフガニスタン、チェチェン、イラク、パレスチナなど、紛争地を取材。2001 年にはロシア、インターファクスから「日本国籍の国際テロリスト」と書き立てられる。2004 年にはロシアで秘密警察 FSB(連邦保安局)に一時拘束され、ロシアから国外退去に。

【著作】『ロシア 語られない戦争』(アスキー新書、2008年7月)(第14回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受賞)

問い合わせ先: 都留文科大学 社会学科事務室
電 話 :0554-43-4341(代表)
メール :syakai@tsuru.ac.jp

■2009/07/02 (木) 07:52:12 SARK誌、タリバン幹部にインタヴュー

2ちゃんねらーが雑誌Sarkに掲載されたタリバンのブラーダル師へのインタヴューを翻訳しています。これもまた、CNNによるザイーフ師への意味不明&支離滅裂なインタヴューとびっくりするほどかけ離れた内容になっています。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5/1234712731/367-370
2ちゃんねるの「がんばれ!ザイーフたんスレ」は非常に有用で、いつも助かっています。

今、店頭に出ている学研CAPAは「報道写真特集」なんですが、実質、「戦場カメラマン特集」と、化しています。雑誌の誌名からして自然な成り行きかも知れません。その中で、並みいる大御所、あるいは「報道カメラマン?」に混じって横田徹さんが撮ったアフガニスタンの戦場の写真がトップに見開きで掲載されています。圧倒的です。

http://capacamera.net/capa/
http://capacamera.net/capa/sample0907/index.html

横田さんのアフガニスタンの従軍写真は先週の週刊プレイボーイにも3ページ出ていました。すげえ!がんばってるなあ。ぼくももっとがんばろう。


■2009/06/25 (木) 14:05:56 バグラムの闇

フランスのAFPが英BBCを引いて、アフガニスタンのバグラム米軍基地内での収容者に対する拷問を告発しています。
http://www.afpbb.com/article/politics/2614751/4299175
バグラムでの拷問については、ぼくもアフガニスタンにいる間に聞きました。あれはもはや公然の秘密です。キューバのグアンタナモでの拷問についてはいっぱい暴露ネタが出てしまったのでちょっとだけバレてしまいましたが、バグラムは公式な情報がなんにも出て来ません。米軍当局ががっちりと情報統制をしています。バグラムに入ることを認められているのは国際赤十字委員会だけですが、彼らはなにを見てもバラさないと約束してしまっていて、むしろ拷問への協力を疑われる立場です。

ザイーフ師にもムタワキル師にも批判されていました。ザイーフ師は「米国はまず国際法を守れ」と語りました。(CNNのインタヴューではなぜかまったくそういうことを語ってないことになっている)ムタワキル師は「バグラムで行われていることをアフガン人が関与できない現状がある限り、現政権に協力できない」と、語りました。

「世界に自由と民主主義を拡大する」のが米国の理念だそうで、それ自体「大きなお世話だ」という人も多いですけど、実際にはやはり、世界のどこにもそんなステキなものは拡大してもらってないよなあ。


■2009/06/23 (火) 01:27:23 エジプトのチェチェン留学生に拷問・暗殺の危機

エジプトがイスラエルの言いなりになってガザの封鎖に協力している、とか、米国の圧力に屈服してパレスチナ人を迫害している、とかいうのは正確ではありません。エジプトは誰の都合でもなく、自分たちの道を邁進しています。つまり、独裁者ムバラクがムバラクとその一族の権力を維持し、利権を守るために、大多数のエジプト人を意志を代表するムスリム同胞団を弾圧し、ムスリム同胞団と協力しかねない政治的、社会的グループを徹底的に排除しようとしているのです。

「緊急! エジプトのチェチェン人学生、強制送還/拷問と虐待の恐れ」
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2453
http://chechennews.org/
http://d.hatena.ne.jp/chechen/20090622/1245657188

このケースでは、エジプト・ムバラク政権は米国でもイスラエルでもなく、その敵・ロシアの圧力に屈する形で、チェチェン独立派の重要人物を家族に持つチェチェン人の留学生をロシアへ送還しようとしています。過去にいくつかの国がロシアの恫喝に屈して、自国に逃れたチェチェンの難民をロシアへ送還しましたが、送還された人たちの消息はほとんど途絶えているそうです。おそらく、生きてはいないでしょう。じゃあ、悪いのはロシアじゃん? いや、それは当然なのでわざわざぼくの日記に書かんでもいいでしょ。ぼくはロシアが大好きなんですけどね。


■2009/06/08 (月) 01:19:31 サナンダジからルーズナーメ

昔から、アフガニスタンに関しても、イラクに関しても、日本の新聞を読むと「ウザッ」と、思うことが多いです。タリバンと米国の関わりについて、あるいはサダム・フセインと米国の関係についてしか書いてない。親米だろうが、反米だろうが、結局、どいつもこいつも、日本人は米国にしか関心がないのだなあ、と分かってしまいます。ああ、植民地。

タリバンも、サダムも、自主的に米国を攻撃したことはありません。しかし、夥しい自国民、イスラム教徒を殺害しました。米国がガタガタいってるだけで、米国にとってどうであるかは、本当はどうでもよろしい。問題はイラク人にとってどうであるか、あるいは、アフガン人にとって、イスラム教徒にとってどうであるかこそが重要です。

イランについても同じです。核開発について、米国と、あるいはオバマ政権の新外交方針との絡みでしか記事になりません。今回の大統領選挙に関しても、どの候補が米国との緊張状態を乗り切ることができるか、あるいはできないか、という話題ばかり読まされて、正直飽きた。

そんな中、読売新聞の久保健一記者が、「おおっ」と唸らされるような記事を発表されていました。なんと、サナンダジから送稿されています。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090607-OYT1T00683.htm
サナンダジ!イランのコルデスタン州(クルディスタン州)の州都です。懐かしい! 記事はイランの民族的少数派の事情について、そして少数民族が今回の選挙にどのような態度で臨んでいるかを伝えています。

イランの少数民族の事情について大手メディアが書いたのをみたのは初めてです。イランに限らず、日本の大手紙がパレスチナみたいな超ユーメーなの以外の少数民族や宗教的少数派について書いたのは滅多に見掛けません。まあ、イランは人口の半分しかペルシャ人がいないから書いたのかも。ロシアもロシア人は55パーセントしかいないんですが、誰も少数派のことを書きませんね。いずれにせよ、久保健一記者ブラボー!


■2009/06/02 (火) 21:10:29 問題は「CNNがどう思っているか?」

「米国とタリバン最高指導者ムッラー・オマルの直接対話でしか、アフガニスタンの戦争を終わらせる手段はない」と、ぼくに対して言い切ったザイーフ師に、「思想的に米国の負け」とか、「タリバンにとって唯一の選択は戦うこと」と、ほぼ正反対 or 意味不明の証言をさせたCNNが、米国民に世論調査をしたそうです。

米国人の46%、イスラム諸国を好ましく思わず 世論調査
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200906020026.html

米国民がどう思っているかというより、CNNがなにを考えているか、どうなって欲しいかが、如実に表れた調査結果という感じがします。どんな人たちがCNNを経営しているかを考えると仕方がないのかも知れません。まあ、かくいうぼく自身、イスラム諸国といえば地球上最悪の地域だと思っているわけですけどね。


■2009/06/01 (月) 04:49:54 CNNもザイーフたんにインタヴュー

5月25日付けのCNNもタリバンのザイーフ師にインタヴューしていました。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200905250024.html
たぶん、週刊朝日をみて、追いかけてくださったのでしょう。ぼくが取材するネタって、誰からも追いかけ取材してもらえないことが多いので、ちょっと嬉しいです。

でも、CNNは米国ですでに出ている、「タリバン(穏健派)との交渉の可能性」について、触れてすらいません。当然そこが一番大事なはずなのに。きっと、オトナの政治の事情があるのでしょう。この戦争の行く末についても、「思想的に米国の負け」と、意味のよく分からないことだけいわせています。CNNはやっぱりCNNだと思いました。


■2009/05/31 (日) 22:03:31 ギャルギャル大邸宅

今月は完璧に近い引きこもり生活を満喫したわけですが、これほど自宅の人口密度が高かった月はあんまりなかったかも知れません。ほとんど毎日というほど、大邸宅にお客さまがきてくださいました。加藤健二郎さんや、岡崎大五さんのようなオヤヂも見えましたが、ほとんどはうら若き、麗しき、ギャルギャルの皆さまでした。今も、大邸宅リビングに20代の美女が3人も雑魚寝で泊まっていらっしゃいます。ただでさえぼくは4人の美女と同居しているというのに、もう、うはうはです。ときどき、男の人たちから、「どうしたらそんなギャルギャルライフが送れるのか?」と、質問されることがあります。簡単です。
イ ス ラ ム に 改 宗 す れ ば よ ろ し い 。
たちまち、モテモテになること請け合いです。アッラーは偉大なり。


■2009/05/29 (金) 04:30:10 神戸出張

昨日から関西地方に出張しています。一昨年から去年にかけてナイジェリアで駐在員のアルバイトをやっていましたが、その会社のお仕事です。今は西明石駅側のビジネスホテルの一室で一人で作業しています。今日中に東京へ戻る予定です。きっと、今頃かんだたみがお母さんを恋しがってにゃあにゃあ泣いているに違いありません。早く帰ってミルクをあげないと!


■2009/05/24 (日) 05:02:13 明日は明大で講義

昨日の平和・協同ジャーナリスト基金講演会にはおよそ80人が参加してくださり、盛況のうちに幕を閉じることができました。ありがとうございました。

さて、明日25日は同じ明治大学のリバティタワーで、情報コミュニケーション学部、江下雅之先生の江下ゼミで講義させていただきます。

日時 :5月25日(月)18:00~19:30(質疑応答時間を含む)
場所 :明治大学リバティタワー8階 1086教室
講師 :常岡浩介
コメンテーター:八木啓代
司会 :江下雅之
テーマ:メディア報道のジレンマ

こちらは公開講座ではないのかも? でも、他ゼミの学生も聴講可とお聞きしています。明治大学の学生の皆さん、よろしくお願いいたします。


■2009/05/23 (土) 02:01:57 本日、平和・協同ジャーナリスト基金講演会

今日、表題の講演会でお話させていただきます。ぜひぜひ、ふるってご参加ください!

平和・協同・ジャーナリスト基金(PCJF)は、反核・平和・人権擁護・協同(連帯)に関する報道に貢献したジャーナリストを支援するために、市民の寄付によって1995年に創設され、これまで14回にわたり、116の著作、映像作品に基金賞を贈呈、顕彰してきました。昨年度は9人を顕彰しましたが、そのなかからお二人の受賞記念講演会を開催します。アフガニスタンから帰国まもない常岡浩介さんには、アフガニスタン、チェチェン、ロシアを、田浪亜央江さんには、イスラエル・パレスチナについて話していただきます。マスコミが報じない“世界の焦点”、ビビットに語るお二人のお話、ご期待下さい。

日時 5月23日(土)14:00~17:00(開場13:30)
会場 明治大学リバティタワー 9階1096
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」下車徒歩3分
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」下車徒歩5分/都営地下鉄三田線新宿線、
東京メトロ半蔵門線「神保町駅」下車徒歩5分

●資料代1000円 ※予約は必要ありません
問い合わせ先 TEL&FAX 03 ‐3475 ‐2495090 ‐9208 ‐6452(岩垂)
マスコミが報じない世界の焦点
アフガン、チェチェン、イスラエル、パレスチナから

●講演 ●
常岡浩介さん
『ロシア語られない戦争』(アスキー新書)で14回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞
ロシア、アフガニスタン 語られない戦争

田浪亜央江さん
『(不在者)たちのイスラエル』(インパクト出版会)で14回平和・協同ジャーナリスト基金賞荒井なみ子賞
イスラエル、パレスチナ問題に 問われているもの

常岡浩介(つねおか・こうすけ)
1969年長崎県島原市生まれ。早稲田大学卒業。
1994年からNBC長崎放送報道部記者に。
1998年よりフリーランスとなる。アフガニスタン、エチオピア、チェチェン、イラクなどの戦場で取材を続け、通信社や新聞、雑誌などに寄稿。
2004年イングーシ共和国取材中、一時ロシア秘密警察に拘束される。
2006年11月に英国で暗殺された元FSB(ロシア連邦保安局)中佐アレクサンドル・リトビネンコと親交があった。

■2009/05/17 (日) 20:51:44 ロシアはゲイも迫害

ヒトラーは「スラブは奴隷民族」といってましたが、ロシアやウクライナのネオ・ナチはこれについてどう思っているんでしょう? 一度聞いてみたい。プーチンはおそらくヒトラーの政策を模倣しようとは思っていないと思うんですが、ユダヤ人、カフカス人排斥に続いて、性的少数派の迫害にも着手したみたいです。ナチス・ドイツではゲシュタポがドイツを支配していたわけではありませんから、今のロシアの方がより純粋な秘密警察独裁といっていいでしょう。

モスクワでパレード計画の同性愛者、数十人拘束

モスクワ(CNN) ロシアの首都モスクワ市内南西部で16日、同性愛者の権利を主張するパレードを予定していた活動家数十人が、当局に拘束された。インタファクス通信が伝えた。拘束された中には、著名活動家のニコライ・アレクセイエフ氏やニコライ・バエフ氏が含まれていた。現場に集まっていた人々も、説明なく拘束された。

パレードはモスクワ市内で同日夜に開催された音楽コンテスト、ユーロビジョン決勝大会に合わせて同性愛者らが計画。しかし同性愛者らが集会を予定していた市内中心部の公園は治安部隊に封鎖され、各国の記者団が現場に集まった。

英国の活動家は事前に自身のウェブサイトで、ロシアの同性愛者が迫害や脅迫、ことばによる虐待、教育や住宅、雇用面での差別を受けていると指摘し、ロシアの活動家らを支持する姿勢を表明した。

ユーロビジョンは西欧の同性愛者の間で人気が高く、決勝大会の生中継を仲間同士のパーティーで視聴する同性愛者が多い。ここ数年は東欧諸国が好成績を収めるようになり、採点に各国の関係が影を落とす場面も見られる。


■2009/05/16 (土) 01:54:46 産経マンセー

「プーチンをタイーホ」に関しては、産経新聞だけが記事にしてくださったようです。朝日、共同、NHKはほとんどFSBの出張所みたいになってますからねえ。でも、ちゃんと記事にしてもらえてよかったなあ。

「プーチン露首相の逮捕を」人権団体が来日に抗議 2009.5.11 20:16

プーチン露首相来日の11日、東京都千代田区の有楽町駅前路上で、同国南部チェチェン共和国における人権弾圧を批判する日本の市民団体「チェチェン連絡会議」(世話人・大富亮)が「日本政府は戦争犯罪を犯したプーチン氏を逮捕せよ」などと訴え、ビラをまき、同首相の来日に抗議した。

チェチェンでは、1994年からロシア軍と独立派武装勢力の間で紛争となり、同団体は「20万人の一般市民が軍に殺害された」として、プーチン氏の責任を追及した。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/252517/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000636-san-int


■2009/05/15 (金) 03:25:32 外出

数日間、完全引きこもりに陥っていたのですが、今日はとうとう家から出て、自分の記事が載った週刊朝日を買うことができました。かんだたみのミルクと離乳食缶詰も買えました。加藤健二郎さんと横田徹さんに遊んでいただけました。よかった。


■2009/05/13 (水) 02:10:23 おしっこ臭い

なんだか、一日にして、我が大邸宅の一階部分がおしっこ臭くなってしまいました。一昨日からDさんちのFくん(ネコ)が来てるので、彼の仕業かも知れないけど、ぼくのかんだたみのせいでないとも言い切れません。いずれにせよ、誰の仕業にせよ、臭いです。困った。


■2009/05/11 (月) 04:16:53 プーチンをタイーホ!

日本では一時期、「死刑制度の是非」が盛んに議論されていました。アジアプレスの綿井くんらもそれに夢中になってるみたいでした。ぼくとしては、「死刑」をどうすべきかよりも、もっと根本的な、「法」、「法治国家」が日本にあるのかどうかをしっかり議論すべきだったんじゃないのかな、と感じていました。三権分立が機能していないことは明らかですけど、そもそも、日本の法って、法なのかな? お為ごかしの上に表面だけ美しく取り繕ってもすぐにぼろが出ちゃうよ。

たとえば、イスラエルは死刑を廃止しています。ロシアは死刑は制度としては残っているけど、実施されていません。それって、すばらしいの? イスラエルはつい最近も1,400人ほど、裁判も法的根拠も個別の理由もなく、まとめてパレスチナ人を殺戮しましたし、ロシアときたら、気に入らない人はガンガン暗殺しちゃうし、チェチェン人は20万人、無差別にジェノサイドの憂き目にあいました。こういったところの「死刑廃止」って、お為ごかし以外のなにものでもないでしょ。

大事なことは死刑制度がどうの、という前に、どんな権威や軍事力・暴力や経済的優位にも揺るがない、人類の生存の道に基づく法を確立した「プーチンを逮捕」できる世の中をこの地球上に実現することじゃないか?
(↓参考)
http://d.hatena.ne.jp/chechen/20090510/1241961878


■2009/05/11 (月) 00:56:43 離・離乳食

かんだたみは昨日、初めて、ミルクと離乳食以外のものを食べました。モンプチの100円缶を与えてみたんですが、一気に3分の2缶ぐらい平らげてしまいました。今までゲロ吐いたこともお腹を壊したこともないし、体格は生後一ヶ月経過にしては小さくて痩せてるので、ぼくとしてはもっと食わせるべし、という立場ですが、我が家にいっぱいいるかんだたみのお母さんたちは、「与えすぎてはダメ」という立場なので、こっそりたっぷりこってりフィードしようと思っています。

かんだたみにはかんだたみという勇ましくも美しい名前があるというのに、我が家のお母さんたちは「むーこ」なんぞという軟派かつ軟弱かつ意味不明な名前でかんだたみを呼ぼうとしています。やはり、かんだたみの本当のお母さんはぼくだけ。他のみんなは隣のおばさんたち。


■2009/05/09 (土) 20:00:22 週刊朝日5月22日号「タリバン幹部インタヴュー」

12日、来週火曜日頃書店に並ぶ予定の週刊朝日5月22日号に、私のアフガニスタンの記事が掲載される予定です。タリバン(朝日新聞の表記では「タリバーン」)幹部インタヴューが主な内容です。よろしくお願いいたします。


■2009/05/09 (土) 03:32:13 大忙し

週刊朝日の締め切りだというのに、エジプトに電話しまくっています。在カイロ日本大使館にも。ご迷惑おかけしております。

かんだたみは今日、五種混合ワクチンというのを注射されてきました。痛いのに泣かなかったらしい。強い子だ。強い子はいいんだけど、最近、お腹がいっぱいになると、ぴょんぴょん飛び跳ねてそこいらで遊び、勢いが乗ってくると、ぼくに襲いかかって噛みつきます。初めのうちはじゃれて甘噛みなんですが、だんだん真剣になってきて、ぐさっと犬歯を突き立てるので、痛くてかないません。

躾けが必要だということで、ネコ育児に詳しいギャルギャルAさんにご相談したところ、「噛まれたら、噛み返してやるとよい。相手も痛いのだと学んでゆく」と、いうので、さっそく今日はかんだたみを噛みつきまくっていました。ところが、ぼくに噛まれたかんだたみは、「にゃー」とひとつ悲鳴を上げると、たちどころに体勢を立て直して、即座に報復攻撃をかけてきます。しかも、さらに強く。

躾けになっていません。が、かんだたみ、さすがはカンダタの名を受けただけあって、転んでも地獄の底から這い上がってきます。当面、ぼくは子ネコと果たし合いを続けることになりそうです。


■2009/05/05 (火) 23:53:08 今日もかんだたみ

かんだたみのかわいさは異常。


■2009/05/03 (日) 20:02:13 平和・協同ジャーナリスト基金記念講演会チラシ

チラシが公開されていましたよ。皆さま、ふるってご参加くださいませ。
http://www.pcjf.net/kouenkai2009.pdf


■2009/05/03 (日) 01:33:16 すくすくと

かんだたみは生後一ヶ月だけど、自分でトイレができます。賢いのかな?ぼくに飛びつくとき、爪を出していないときと、出しているときがあるので、意図的にぼくをいぢめようとしているか、手加減しようとしているかが分かります。跳んだり跳ねたりして、遊んだあとは、ぼくの手の平をおっぱいの代わりにちゅうちゅう吸って、それからお腹が空いて鳴きはじめます。ミルクか離乳食を与えると、食べたあとでおとなしくなって眠ります。だいたい、ぼくにぴったりとくっついて寝るか、膝の上などで寝ます。そして、起きると再び跳んだり跳ねたりを再開します。その繰り返しの日々。当分、かんだたみ育児と原稿書きの日々になりそうです。引きこもりにはぴったり。


■2009/05/01 (金) 13:09:38 ムスリム協会講演

昨日は都内の日本ムスリム協会でアフガニスタンの取材報告をさせていただきました。会場がいっぱいになってしまって、びっくりでした。皆さま、ありがとうございます!

今月はこの他に、23日に「平和・協同ジャーナリスト基金」の記念講演会が予定されています。
http://chikyuza.net/modules/piCal/index.php?smode=Monthly&action=View&event_id=0000000059&caldate=2009-5-23
会場は明治大学リバティタワーで、午後2時からのようです。どうぞ、よろしくお願いいたします。


■2009/04/30 (木) 02:17:37 青山大講演

青山大学の講座「平和を考える」のゲストスピーカーとして、200人ほどの学生を前に、一時間、アフガニスタンとチェチェンのお話をしてまいりました。一時間という時間は二つの紛争地の話をするには短く、駆け足の説明になってしまいました。終了後は何人も質問に来てくれ、さらに著書も7冊ほど売れました。ありがたや。終了後は、招聘してくださった佐伯奈津子さんに、ティーヌン青山店でタイ料理をご馳走していただきました。おいしかった~!

次は明日、日本ムスリム協会で午後6時から、アフガニスタンの取材報告をさせていただきます。

http://muslimkyoukai.jp/
緊急開催・シャミル常岡氏のアフガニスタン取材報告会・・・4月30日(木) 18:00~20:00 を予定
宗教法人 日本ムスリム協会 / Japan Muslim Association (JMA)
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-26-5バロール代々木1004号
Valore Yoyogi 1004, Yoyogi 2-26-5, Shibuya-Ku, Tokyo, Japan 151-0053
Tel:+81-(0)3-3370-3476 Fax:+81-(0)3-3370-3420

とのことです。皆さま、どうぞ、よろしくお願いいたします。


■2009/04/28 (火) 19:58:30 かんだたみ

昨日の深夜零時近くに、自宅に帰り着きました。家では、一ヶ月前に我が家の新しい住人となった三毛猫のかんだたみ(神田たみ、あるいはカンダタ・美)が待っていました。一ヶ月前、生後5日頃の目も開いていない状態で我が家に引き取られたのです。

かんだたみには英才教育を施し、我が家を現在実効支配しているネズミたちを掃討するための生物兵器となってもらうことにします。しかし、生物兵器にしてはかんだたみはかわいすぎで、そこが深刻な問題です。

ぼくは帰宅してかんだたみの世話をちょっとしたあと、くたびれ果てて、リビングで気を失ってしまいました。今朝、なんとか動いて、都内の聖母大学で講義のお仕事をしてまいりました。連続3時間、一気に観てきたばかりのアフガニスタンの状況について、喋り倒しました。明日は青山大学で講演をさせていただく予定です。よろしくお願いいたします。


■2009/04/27 (月) 15:59:40 上海

中継地の上海に到着しました。東京はもうすぐです。空港のカフェで、エビ餃子と香港風海鮮うどんを注文しました。シーフードなんて、アフガニスタンでもパキスタンでもインドでも、存在はするけど、まるきりろくなものではありません。あらためて、中国の食のすばらしさに感動しています。チャイナ・ユニコムのW-CDMA回線の電波が飛んでいるのに驚きました。中国も少しずつ、まともなインフラができつつあります。ちなみに、日本にはW-CDMAはありますが、総務省の失政でGSMが存在せず、もはや中国に劣ることになったといえるのかも。


■2009/04/27 (月) 03:49:05 帰路

あと一時間ぐらいしたら空港へ向かいます。でも、その前に暑さで死にそうです。ぼくは本当に暑いのだめなんです。マイナス20度が最適です。一分でも早く脱出したいです。それに、取材成果の発表先が決まっていないので、こんなだら~っとしたところに居たくないのです。まあ、帰ったところで世間は草なぎくんだとか、ゴールデンウィークだとかで動こうにも動けないと思うんですけど。いやしかし、本当に、インドは苦手です。どんどん体調が悪くなる。フライトまでのあと数時間がとても待てない。


■2009/04/26 (日) 00:29:05 インド世界

礼儀正しいアフガニスタンからデリーへ来ると、落差に悩みます。こちらが挨拶しても、黙ってこちらをみている人たちの中で、気まずさばかり感じます。インドでも田舎はそうではないという話ですが… 93年に、やはりアフガニスタンからパキスタンへ出国して、ものの一週間で耐えられなくなって、クウェッタでアフガン大使館に駆け込んで、再入国させて欲しいと書記官にお願いしたことを思い出しました。あのときも、パキスタン側の雰囲気が自分に合わず、逃げ出したくなったのでした。礼儀正しいのに誇り高いというアフガニスタンの民族性と、挨拶などをする習慣がないのに態度が卑屈っぽいというデリー人の雰囲気はちょうど正反対かも知れません。アジアでもタイやベトナムの人たちは礼儀正しくて、こちらに常に笑顔を向けてくれたことを思い出しました。一方、中国やナイジェリアでは店に入っても、無言の一瞥があるだけでした。デリーと同じです。せめてデリー人が、路上で何かの呼び込みで話し掛けて来る時も同じ態度なら、納得行きますが、それはまた正反対ですから。インド好きな人には申し訳ないが、やはりインド世界は自分には合わないみたいです。夕食はインチキ中華のゴールデンカフェで謎な羊肉料理を食べました。なんか、病気になる予感がしています。きっと羊インフルエンザ。


■2009/04/25 (土) 15:22:30 再びデリー

立ち居振る舞いから言葉遣い、礼儀、こまやかな気遣いの仕方まで徹底して騎士的なアフガン人のところからインドに来ると、本当にがっかりしてしまいます。アムリトサル駅での切符争奪戦も、夕べの夜行列車も苦行そのものでした。それでも、250ルピーのスカイビューホテルにチェックインして身体と服を洗うと元気が出て来ました。ゴールデンカフェでフライドヌードルを食べて来たところです。帰国まで2日、原稿の下書きや、ダメ元のネタの売り込みなどして過ごそうと思います。そう。今回の取材ですが、テレビ、ラジオの発表先が全く決まらないままです。このままでは大赤字。まいった。念の為、こちらの電話番号は… +919717562051 です。よろしくお願いいたします。


■2009/04/24 (金) 00:05:04 印度への道

朝6時台にホテルを出て、バスターミナルへ。ラホール行きのバスは午前7時半に出発しました。ラホール着が午後1時半頃。オートリキシャーで国境に着いたのが午後2時半頃。インド側国境の税関の役人はチャイまでご馳走してくれました。そこまではよかったのですが、インド側国境からアムリトサルの鉄道駅に午後3時頃着いて、午後5時のデリー行き特急を取ろうとしたのですが、これが満席。次の列車も満席。それぞれ、とんでもないインド人の行列に一緒に並んでの結果なので、疲れ果ててしまいました。結局、日が暮れる頃、9時半発の夜行列車の切符を確保できました。これから乗るところです。もう、へとへと。うーむ。運悪く、お隣さんがへべれけの酔っ払いでした。臭いし、うるさいし、そこらの床に唾を吐いてる。最悪の旅になってしまった…


■2009/04/24 (金) 02:43:16 督永忠子さん

パキスタン航空は2時間遅れでイスラマバードに到着しました。あとで聞いたら、今日はパイロットのストがあったそうで、飛んだだけでもよかった。でも、着陸ヘタクソでした。どっしん、といってました。そして、イスラマバードに着くなり、日パ・ウェルフェア・アソシエーションの、というより、「民宿シルクロード」の督永忠子さんのところに押し掛けました。3年振りです。督永さん、ちっとも変わってません。夜9時頃押し掛けたのに、すばらしい日本食をご馳走してくださいました。お豆腐に白和え、鯖の糠漬け…アフガニスタンの食事だって十分おいしかったのに、なぜかやはりすごく嬉しいです。今やイスラマバードは、いや、パキスタン全土は、アフガニスタンより危険な地域になってしまいました。そこに住み続ける督永さんは、パッと来てパッと帰るぼくなんかよりずっと大きなリスクを負っています。夜10時半頃、督永さんちから、アッパラマーケットのホテルへ帰る途中、籠城戦で多数の死者を出したラールマスジット跡を通りました。督永さんちからこんなに近かったのかと驚きました。爆破されたマリオットホテルも督永さんちの近くで、爆風でガラスが割れるなどの被害を蒙っています。深夜でも日本人が歩いて宿へ帰れるとはいっても、本当にここは戦場なのだと感じました。


■2009/04/23 (木) 15:34:02 航空情報

アリアナ・アフガン航空はデリーに週3便。イスラマバードには1便です。ドバイには毎日飛んでいます。ドバイまで片道11300円ぐらい。デリーにはインディアンエアーも飛んでますし、イスラマバードよりもデリーの方がずっと便がいいと分かりました。次回以降はデリーを中継点として、デリーからアフガニスタンへ飛んだり、パキスタンへ出入りしたりしようと思います。そうそう。パキスタンでの電話番号は +923235417791 です。よろしくお願いいたします。

今、カブールの空港で、まもなく搭乗です。パキスタンは夏時間で、アフガニスタンと一時間半も時差があるそうです。その分、日本時間には近づきます。危険なアフガニスタンですけど、無事に出国できそうでよかった。あ、でも、93年はアフガニスタンの激戦取材で無事だったのに、パキスタンで交通事故に巻き込まれて一ケ月のケガをしたのでした。まだまだ、気を付けよう。


■2009/04/23 (木) 14:02:37 事態急変

今、カブールの空港にいます。問題なければ、これから出国です。SMAPのアイドルの人が自分を解き放って逮捕されてしまったことを、とっても憂慮しています。昨年末、クアラルンプールにいたときは、飯島愛という人が急死したというので、絶望的な気持ちになりました。こういう話題があると、テレビも雑誌も、海外のドキュメントなんかやってる場合じゃなくなってしまいます。SMAPの人には、服を着といて欲しかったです。でも、裸になりたかったのに捕まってかわいそう。


■2009/04/23 (木) 02:41:15 挨拶回り

ジャララバードに取材の用事はなかったんですが、アジマールに相談したいことがあったので、やって来たんでした。今日は一日、アジマール一家の挨拶周りみたいなのに、付き合わされていました。アフガン人の間では、この礼儀作法とか、義理のご挨拶とか、儀礼といったものが非常に大切なのです。アジマールたちもあっちへいったり、こっちへいったりしていますが、家に帰って来るとひっきりなしに挨拶に来る親戚や友人で、客足が途絶えることがありません。そして、こうして義理を果たし合っている間柄の親戚や友人同士は、仕事やさまざまな人生の問題に際して、非常に強い結び付きを持って助け合います。逆にいうと、アフガニスタンではそういう友人がいないと何一つうまくゆきません。


■2009/04/22 (水) 03:21:16 再びジャララバード

タクシーを乗り継いで、再びジャララバードへやって来ました。日本大使館の野田さんからは、「陸路移動は避けてください」と、いわれていました。ぼくはどうしようか考えながら、アジマールの言う通り、タクシーターミナルで彼に電話をかけて、その電話をドライバーに渡しました。ジャララバードに着いてから知りましたが、アジマールは車のナンバーを友人の検問所の警察官に伝え、ちゃんと通過するか、確認させたりしていたのだそうです。もし、ぼくが拉致されても、確認された特徴からすぐに追跡できるように、だそうです。ともあれ、無事に着いてよかった。今日は一日、アジマールに付き合って、ジャララバードをあっちいったり、こっちいったり、していました。いくつか、アジマールと話し合っておかなければならない今後のことも話せてよかった。


■2009/04/21 (火) 03:50:36 ヘズビ・イスラミ

今日は対ソ連聖戦時代からのアフガニスタン最大政党・ヘズビ・イスラミ(イスラム党)の代表アルガンディワル氏にインタヴューしてきました。これって、ちょっと微妙です。というのは、ヘズビ・イスラミの創設時からの指導者といえばグルブッディン・ヘクマティヤル氏で、彼の方は今、アフガニスタンの山中に立て籠もって、タリバンと共闘しつつ、米軍との聖戦に明け暮れているのです。その同じ組織の公式な代表がアルガンディワル氏で、こちらは武装闘争を否定して、カルザイ政権に閣僚も送っているのです。インタヴューは終始、奥歯にものが挟まったような感じでした。ところが、インタヴューを終了して、カメラの電源を落とした途端、アルガンディワル氏は饒舌になり、カメラの前ではいえないことを、いろいろこっそり、教えてくれました。


■2009/04/20 (月) 03:54:36 横田さん

今日は日本大使館へ行って、アフガン人が日本のビザを取るのに必要な手続きなどをお聞きするついでに、領事にご挨拶して来ました。領事の野田さんはたいへん気さくな方で、安全に関わる現在のアフガニスタンの状況を詳しく説明してくださいました。もう一つ嬉しかったのは、野田さんのおかげで、バーミヤンにいらっしゃる共同通信通信員の安田さんとお話しできたことです。安田さんとは98年にタジキスタンのドゥシャンベでお会いして以来ですから、実に11年振りです。さらに、さらに野田さんのおかげで嬉しかったことがありました。03年にバグダッドでお会いして以来だった横田徹さんと再会できたのです。これはまったくの偶然で、ぼくが野田さんと10時にお会いする約束をしていたのですが、横田さんは11時に会う約束をしていて、面会室で鉢合わせたのでした。チェチェンのグロズヌィで会った面々が、次はバグダッドで勢揃いする、なんてのは、戦争報道に関わる人たちの間ではよくあることですが、カブールでやっぱりこんなふうに、懐かしい人に再会することになるとは、きっとアッラーのイタズラです。それで、嬉しくなって、横田さんに昼ご飯も晩ご飯も付き合っていただきました。しかも、散髪したかったぼくは、床屋さんまで付き合ってもらいました。横田さんからアフガニスタンの取材の話を伺いましたが、いやはや、すご過ぎる。ものすごく、ものすごく、勉強になりました。


■2009/04/19 (日) 05:34:45 違法認識

これほど危険な環境で、これほどガンガン取材しているのはずいぶん久しぶりな気がします。昨日、アンサリさんのお家で、テレビを観ていたら、パシュトゥンの歌と踊りが流れていました。「アンサリさんも音楽はハラーム(イスラム法に於ける違法)だと思う?」と聞いたら、「思うよ」とのこと。先日、ジャララバードでアジマールのご家族に楽団を呼んだパーティに招待していただいたとき、音楽がすばらしかったので、その感動を伝えるのに、「アルハムドリッラー」といったら、一堂が大笑いしました。そして、「アルハムドリッラー、といってはいけないんだよ。だって、音楽はハラームなんだからね」との説明。タリバンじゃなくても、普通のアフガン人の常識的な知識として、音楽はハラームと認識されているのが分かりました。ぼくはアンサリさんに、「だって、コーランにハラームと書いてないよ。ハディースにあるのは知ってるけど。もし、大事なことならコーランに書いてあるんじゃない?」と、いいました。ハディースは嘘っぱちだ、とまではいいませんでした。以前、チェチェン人を前にそういったら猛反発を食らったことがあります。しかし、それにしても、やっぱり、タリバンはアフガニスタンでは全然特殊でもへんてこでもない存在だったんだなあ。ぼくは変だと思うけど。


■2009/04/18 (土) 23:20:33 ムタワキル師

東部ナングラハル州の地震では25人が死亡。70人が負傷したそうです。ようやくこちらでも詳細なニュースが流れるようになりました。今朝、タリバンの元外務大臣ムタワキル師に会って、インタヴューしてきました。びっくりしたのは、師の自宅がいかにも貧しそうだったことです。タリバン時代にもその前にも、多少の資産も作らなかったのか。それで、もっとびっくりしたのは、金よりも理想を追い求める人がしばしばそうであるように、強烈な自己主張とか、感情のほとばしりとか、師の話し振りからそんなものがさっぱり感じられなかったことです。強い言葉で米国を非難することもなく、ぼくもイスラム教徒だというのに、イスラム的な修辞を全く使わず、どんな異教徒でも理解できそうな表現と平易な理論で淡々と語っていました。さすがは外務大臣というわけでしょうか。日本の歴代外務大臣より頭よさそうだと思いました。今回のザイーフたん、ムタワキルたん、そして、これから話を聞く予定の人たちの話した内容は、今のところ週刊朝日で発表できないかなあ、ということで、編集部にお願いのメールを出しまくっています。テレビ、ラジオはまったく未定です。


■2009/04/17 (金) 23:51:44 サカサマ

パキスタンの政府系機関が金で殺し屋を雇って日本人青年を計画的に殺害し、「世界の敵」タリバンのせいにしようとしたという、具体的な証拠が示されているときに、日本政府はパキスタン政府に莫大なお金を差し上げちゃうんだそうだ。おフランスはなぜか、日本が自衛隊をアフガニスタンに送るよう、要求し始めたそうだ。意味分かんない。日本政府が北朝鮮かどこかにフランス軍の派遣を要求したことでもあったっけ? アフガニスタンから見る世界は、もののみごとにひっくり返っている。それは、今回に始まったことじゃなくて、99年にアフガニスタン取材から帰ったときもそうだった。アフガニスタンがひっくり返っているんじゃなくて、アフガニスタン以外がひっくり返っているのだと、分かり過ぎるほど分かるんだけど、外の世界にそれが分かってる人はチョムスキーぐらいしか見当たらない。気持ち悪いよう。


■2009/04/17 (金) 19:10:46 地震は東部

今朝の地震は東部ナングラハル州が震源地だったようで、少なくとも22人死亡とCNNが伝えています。マグニチュード5.5とか。アジマールや中村哲先生のいるジャララバードの比較的近くです。まあ、アジマールんとこは大丈夫だと思うけど。カブールの人たちは知らないようです。もうちょっと情報を集めてみます。


■2009/04/17 (金) 08:52:27 カブールで地震

午前4時、朝の礼拝のために起きたところで、ホテルの部屋で揺れを感じました。日本と違って、ここでは耐震構造などというものはなく、緊張が走りましたが、日本でいう震度2か3程度で、揺れはまもなく収まりました。ホテルの客が何人か、外に走り出して行きました。カブールでこの程度の揺れということは、北部かどこかで大地震が起きたのではないか、と心配になりましたが、ここでは日本と違って地震速報もありません。ううむ。アフガニスタンは地震多発国です。


■2009/04/16 (木) 20:25:01 ザイーフ師

朝から、ザイーフ師の自宅で、およそ1時間、単独会見してまいりました。たくさん、たくさん、お話ししてくださいました。すばらしい英語でした。いろんなことで、頭がいっぱい。まとまらない。


■2009/04/16 (木) 02:08:49 通訳問題

アジマールは体調壊してジャララバードで寝込んでいるし、アンサリさんは大事な会見があるし、明日はぼくの大事な取材があるというのに、通訳してくれる人がいません。心の底からダリ語勉強しなきゃと思いました。夜までかかって、アンサリさんの後輩を紹介していただきました。ホッとした。今日はカブリ・パラオをお昼に、カラーヒーを晩ご飯にご馳走してもらいました。うまくてうまくて涙が出そう。


■2009/04/14 (火) 17:51:17 のび太

今日はカブールは未明から雨です。取材費を抑えるために、引っ越しを敢行しました。市の中心部シャーリナウ地区のSalsal Guest Houseが外国人を受け入れることが分かったのです。ここなら一泊16ドルとスピンザルホテルの半額です。しかも、「さるさる宿屋」とは名前がいい。雨のため、荷物を抱えてタクシーを拾うまでにずぶ濡れになってしまう勢いでした。そのため、スピンザルのロビーでしばらく雨宿りをして、雨の止み間を伺って、タクシーに飛び込みました。ところが、さるさる宿屋に着いて、タクシーを降りた途端、道路脇のどぶに落ちました。雨でどぶだか道路だか分からなくなっていたのです。野比のび太くんのように、派手にはまりこんで、アフガン人の子どもたちの喝采を浴びてしまいました。ジーンズどろどろです。もう、なにもしたくない。全部いやになりました。


■2009/04/14 (火) 13:54:27 費用

おいしいものを食べまくっているけど、一日の食費が480円ぐらい。二年前の新法で外国人は高いホテルにしか泊まれなくなったので、一泊3200円払っている。合わせて3680円/日ぐらいの滞在費がかかっています。インド、パキスタンより宿泊費で高くついてしまうなあ。もっとも、アジマールとその友人宅に一週間もタダでお世話になったわけですが。


■2009/04/13 (月) 14:27:30 よい時代、よくない時代

アジマールはナングラハル州カマ地区ハシ村の出身で、ハシ村に自宅があります。また、ナングラハルの州都ジャララバードにも家があります。ジャララバードの家には電気はありますが、水道はなく、ハシ村の家には電気も水道もありません。一方、彼が移住したオスロの自宅には水道も電気もシャワーも、なんでも揃っています。それでも、アジマールが一番好きなのはハシ村の生活で、一番苦手なのがオスロの生活だそうです。

もちろん、ぼくにとっては序列は正反対です。電気はともかく、水道がないなんて、無理。死むよ。カブールのジャーナリスト、アンサリさんは、「アフガニスタンの近・現代史中、もっとも国民にとってよかった時代はダウド・ハン国王の時代、その次がタリバンの時代だ。今は経済的にはタリバン時代よりいいが、治安が悪過ぎて、国民にとっていいとは言い難い」と、語ります。確かにぼく自身、カイバル峠を通ってここへ来ることはできませんでしたし、陸路でカンダハルへもいけません。99年のタリバン統治時代は国中どこへでも陸路で安全に、しかも安価に取材できていました。もちろん、当時それができなかった海外の報道機関やジャーナリストはいましたが、それは本人たちの能力に関わることですので…

現在でも、全土の8割をタリバンが支配しているというクナール州や、南部の州では、外国人や政治に関わっている人以外の、一般的なアフガン市民にとっては、タリバンのシャリーア(イスラム法)統治のおかげで治安がいいのだそうです。昨日、刑務所訪問の帰り道に、近くに住むアンサリさんの親戚の家に立ち寄ってお茶をご馳走になりましたが、一家のご主人は数年前に家を襲った強盗に殺害されたということでした。話をきいて暗澹たる気持ちになりました。ちなみに、最悪の時代は現在ではなく、共産主義政権のアミン、タラキ、カルマルの時代だったそうです。訪ねたポリチャルヒ刑務所は当時、国民の恐怖の対象で、一度入ったら生きて出られないといわれました。今も周辺では処刑された人たちの遺骨が見つかります。


■2009/04/13 (月) 13:06:55 味の楽園

夕べの晩ご飯はマントウ(つまり日本の饅頭の語源)でした。アジマールがジャララバードに帰ってから、一人でこちらのレストランに入って食事する機会ができていますが、毎食が楽しみでしょうがありません。ピラフの語源のニンジン、羊肉入りのパラオ、大蒜その他のタレに漬け込んだティッカケバブ…。中東や西南アジアでダントツにうまいのではないかなあ。アジマールと一緒にあちこちの家庭でご馳走になった家庭料理もうまかったが、レストランで食べるティピカルな伝統料理も最高です。この地域で唯一、アフガン料理に匹敵できるのは、新彊ウイグル自治区だと思いますが、ウイグル自治区は中国人との熾烈な切磋琢磨を経た結果です。アフガン料理はなぜうまいのかな? でも、東京のアフガンレストランは高くてまずくてがっかりでした。あそこ、もう潰れたかな? 今日はこちらに来て一番暇な日になりそうです。いろんな予定の間に差し掛かって、ホテルを移動すること以外、なんにも予定がありません。ダラダラできて嬉しい。


■2009/04/12 (日) 22:50:31 刑務所の日

簡単にいうと、今日の取材は失敗でした。ある人物をたずねて、刑務所を訪れたのですが、本人が刑務所に服役していなかったのです。おそらく、バグラム基地に拘束されているのだろうという、刑務所指令官の言葉でした。おかげで、今日は一日刑務所にいました。お昼までご馳走になりました。本当は、通訳してくれたアンサリ氏が4時間も遅刻して、指令官は会ってもくれないのではないかとやきもきしましたが、とっても感じのいい人でした。それに、アンサリさんが来ないと自分一人ではなんにもできないということを思い知らされました。今まで、いつもアジマールか誰かアフガン人に助けてもらって、ぼくは取材をこなしてきたのです。ダリ語、勉強しないと! ああ、結局、アフガニスタンに入って10日、日本出国から数えると二週間も経ちましたが、何一つ仕事がものになっていません。まいった…


■2009/04/12 (日) 02:24:38 カブールライフ

ザイーフたんのインタヴューは来週になってしまいそうです。元外務大臣のムタワキルたんの方は、今国外に出ているそうで、来週中ごろ帰って来るらしいです。アフガニスタンなので、いろんなことは時間がかかります。明日はある重要人物のインタヴューを試みます。

アジマールは歯痛と熱と腹痛に苛まれて苦しんでいましたが、今朝、ジャララバードに帰ってしまいました。ぼくはスピンザルホテルに泊まっています。シャワーがあるので嬉しい。洗濯もできる! アジマールに紹介してもらったカブールのジャーナリスト、アンサーリさんに、「腐敗してないムジャヒディン」の皆さんを紹介してもらいました。ソ連撤退後、軍閥になり下がり、私腹を肥やし、イスラム教徒同士の殺し合いに明け暮れた元ムジャヒディンは多いですが、今日会った皆さんは、何一つ財産も作らず、戦後も清貧の暮らしを続けている人たちでした。やっぱ、ぼくはアフガニスタンが好きだ。魅力的な人大杉。


■2009/04/11 (土) 13:20:07 お風呂

今、一週間振りで熱いシャワーを浴びることができました。カブールのアジマールの友人宅です。一方、アジマールが病気になってしまいました。歯が痛んでいたのですが、おそらくそこから来た熱と、なぜか腹痛まで。歯のせいでものも食べられず、体力がつけられないみたい。気の毒です。

ところで、夕べ、アジマールが着替えているとき、彼の胸の傷跡が見えました。5歳のとき、ソ連兵に撃たれたという傷です。
「傷跡はそのままだね」
と、ぼくが話すと、「ああ、子どものとき、蚊に咬まれたあとだよ」と、いいます。おまい、ソ連兵に撃たれたって16年前にいったじゃないか!問いただすと、「嘘をついておりました」と、白状しました。白状しておいて、ゲラゲラいつまでも笑っています。こいつ、ぼくを16年間も騙しやがって…


■2009/04/11 (土) 00:46:01 ザイーフたんに会った!

タリバンの元パキスタン大使で、2001年頃、毎日のように日本のお茶の間に登場し、多くのファンを作ったアブドゥルサラーム・ザイーフ師に会ってきました! 感動的でした。グアンタナモで3年間も拷問に耐え抜き、今は一般市民としてカブールの自宅で家族と暮らしています。
…というはずでした。

最近になって、「タリバン穏健派と米国が交渉するかも?」なんて話が出てきたのものですから、「穏健派」そのもののかわいい顔をしたザイーフたんは再び、アフガニスタンのあっちこっちから引っ張りだこになりつつあるみたいです。

ザイーフたんと仲良しのアジマールは、「彼の素顔はとっても素朴な人だよ」と、いいます。素顔もなにも、素朴そのものの顔してるじゃん。相変わらず、顔の半分が隠れたもじゃもじゃの髭で、タリバンの象徴とされる黒いターバンを巻いていました。明日、インタヴューさせてもらえないか、お願いしてきます。


■2009/04/10 (金) 03:13:53 カブールへ

今日は昼頃からペシャワール会の伊藤さんが殺害された事件現場を案内してもらいました。伊藤さんたちが掘った井戸で村の人たちが生活し、伊藤さんたちが引いた運河で村の人たちが農業を営んでいました。伊藤さんたちの活動がなければ、とっくに土地を捨てて生活手段を失っていたであろう人たちです。楽園のように、見渡す限り、豊かな麦の畑が広がっていました。

伊藤さんに毎朝チョコレートをもらっていたという子どもたちが集まってきました。伊藤さんが作った実験農園はそのまま残されていました。午後、アジマールと一緒にカブールへ移動しました。先ほど、到着したところです。アジマールの友人の自宅に泊めていただいています。ここへくる途中の周辺は電気がないらしく、真っ暗でした。タリバン支配が終わって10年も経っているというのに、首都に電気すら行き渡っていないということです。

ペシャワール会の中村先生は「ジャララバードに比べてカブールは危険だ」と、おっしゃっていました。ここへくる途中のカブール・ジャララバード間の幹線道路ですら、一ヶ月前にタリバンの攻撃があり、警察高官が殺害されたそうです。安全なところはどこにもないのかな?