冷温停止は不可能
【福島原発大事故 特番】~おさらい 内部被ばく特に子どもたちに対して注意すること~
・・・放射線医学・呼吸器病学専門 岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生にきく・・・
福島原発から放出されつづけている放射性物質が、水や空気、食べ物を汚染しています。体内に入った放射性物質による「内部被ばく」の影響ははかりしれません。あらためて、内部ひばくについて知ると同時に、特に放射線の影響を受ける子どもへの注意点を、放射線医学専門家の松井先生にうかがいます。
【時間】6月3日(金)午後8:30~9:00
【出演】岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生(ご専門:放射線医学・呼吸器病学)
【パーソナリティー】下村委津子(本会理事、フリーランスアナウンサー、ecoパーソナリティー)
【出演】岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生(専門:放射線医学・呼吸器病学)
【パーソナリティー】下村委津子(本会理事、フリーランスアナウンサー、ecoパーソナリティー)
長期化する福島原発事故。放出され続ける放射性物質に対し政府からさまざまな基準がだされていますが、本当に大丈夫なのでしょうか。文部科学省は、国際放射線防護委員会(ICRP)の声明に基づいて、1~20mSv/年(mSvはミリシーベルト、年間)を学校の校舎・校庭等の暫定的な目安としました。
厚労省は、妊娠中の女性や育児中の母親を対象としたパンフレットを作成しており、この中で「万が一、規制値を上回った食べものをロにしてしまったからといって、健康への~.が出ることはありません」と述べており、多くの市民団体、個人から抗議の声があがっています。改めて放射線医学・呼吸器病学がご専門の岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生に、こうした情報をどう理解すればよいのかをうかがいます。
(参考)松井先生はドイツ放射線防護委員会がだした、「日本における放射線 リスク最小化のための提言」の翻訳責任も担っておられます。
福島原発事故 事故収束のための工程表をどうみるか東京電力から事故収束のための工程表がだされました。それによると今後6から9か月で原子炉を安定化させる、としています。今回だされた工程表やまた現在の原子炉の状況について、京大原子炉実験所の小出裕章先生に、どう理解すればよいのか、おうかがいいたします。
【時間】4月19日(火)午後7:30~8:00 【出演】小出裕章先生
京都大学原子炉実験所 原子力基礎科学研究本部 原子力基礎工学研究部門 助教
放射性物質の危険性について福島原発事故による放射性物質の影響に対する関心が高まっています。汚染される水、食べ物、人体…。改めて私たちは何をどう気をつければよいのか、放射線医学・呼吸器病学がご専門の岐阜環境医学研究所所長松井英介先生にうかがいました。
【時間】4月15日(金)午後8:20~9:00 【出演】岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生(ご専門:放射線医学・呼吸器病学)
【福島原発】2011/4/8/金 1号機再臨界の可能性を懸念
東日本大震災支援特別番組 福島原発大事故による影響について 増え続ける汚染水、そして原子炉は・・・ 京都大学原子炉実験所 小出裕章先生にきく
【福島原発特番】FM797京都三条ラジオカフェ3/31OA②放射能の海洋への影響を聴く。東京海 洋大学名誉教授 水口憲哉先生
2011/03/31 8:00 - 8:30 PM OA。福島から千葉沖合いへ海流に乗って放射性ヨウ素が流れている。ワカメ などに多く吸収されるので危険。マスコミは取り上げない。 福島から海洋に流れ出る放射性物質は現状では把握が難しいが、茨城から千葉 沖の海藻は食べないほうが良い。セシウムは半減期が長く食物連鎖で濃縮され 、人間に影響を与える危険度が増している。出演:東京海洋大学名誉教授 水口憲哉先生 制作/企画:NPO環境市民/NPO京都コミュニティ放送
福島原発事故から2週間がたちましたが、2号機の坑道から高い放射線が測定されるなど状況は深刻な状態に変わりありません。また、飯舘村では、チェルノブイリ強制移住レベル以上の放射性物質が検出されるなど、汚染の心配も拡大しています。今回も、京大原子炉実験所の小出廣行先生に、現状をどう理解すればよいのか、お伺い致しました。
【時間】3月30日(水)午後6:15~7:00
【出演】小出裕章先生
京都大学原子炉実験所 原子力基礎科学研究本部 原子力基礎工学研究部門 助教
チェルノブイリ事故に学ぶ チェルノブイリ事故の経験から今、私たちが学ぶことは何か、京都精華大学教授 細川弘明先生にうかがいました。また、今回、環境市民が実施した、福島原発に関する情報公開についてたずねたアンケートの結果をご紹介しました。
【時間】3月28日(月)午後6:40~7:15
【出演】精華大学 人文学部総合人文学科 環境未来コース 教授 細川弘明先生 詳細・アジア太平洋資料センター(parc)共同代表・『MOX(プルトニウム)総合評価』
高木仁三郎/マイケル・シュナイダー著者(同書籍の執筆者の一人)
海外の専門家の意見は? チェルノブイリ事故に学ぶ 政府や電力会社から出される後追いの情報に、市民の不安の声があがっています。Twitterなどで海外からの情報も入ってきており、海外の情報と国内の情報の差に戸惑いもでています。チェルノブイリ事故にも詳しく、また海外の専門家と連携しながら日本の原発情報の分析をしておられる、細川先生に、最新の情報をもとに、私たちが見落としがちな、今注目すべき点をうかがいました。
【時間】3月25日(金)午後8:30~9:00
【出演】細川弘明先生
・精華大学人文学部総合人文学科 環境未来コース 教授
・アジア太平洋資料センター(parc)共同代表
・『MOX(プルトニウム)総合評価』詳細
高木仁三郎/マイケル・シュナイダー著者(同書籍の執筆者の一人)
農家であり、反原発運動に関わってきた佐伯さんにきく 福島原発から放出される放射性物質が農産物からも検出されはじめました。野菜や牛乳から高い放射性物質が検出され、出荷停止の野菜もではじめました。農家からは悲鳴が、消費者からは不安の声があがっています。そこで、今回は、農家の立場から、この状況をどうとらえていらっしゃるのか、反原発運動を続けてこられた佐伯さんにお話をうかがいました。
【時間】3月24日(木)午前11:30~11:54
【出演】無農薬京やさい・軒先販売、京都反原発めだかの学校 佐伯昌和さん
●放送概要まとめPDFはこちら※このテキストは音源をテキストにおこしたものです。使用の際は、改変はご遠慮ください。また出典の明記をお願いします。
反核運動を続けてきたお医者さんにきく 3月23日(水)(午後8:15から8:45)放送分
福島原発から放出される放射性物質への不安が高まっています。マスメディアでは影響を軽視するような報道がなされていますが、環境市民でもお伝えしているように、被曝の影響は数十年という長期にわたる場合があります。そこで、今回は、お医者さんの立場から、この状況をどうとらえていらっしゃるのか、反核運動を続けてきた児島先生にうかがいました。
【出演】反核医師の会 代表世話人 児島 徹先生
◎反核医師の会……1987年に誕生。 住民の生命健康を守る医師、歯科医師・医学者としての立場から、国際法にも違反する非人道的兵器である核兵器の廃絶を求めていろいろな活動を展開している。 ▼反核医師の会の声明 こちら【福島原発】2011/03/23 20:15 放射性物質の影響について、反核医師の会 代表世話人 児島徹先生 に聞く
放射能レベルを医療目的のレントゲンと比べる意味はない。原発の放射能は人 間にとってなんのメリットもない。内部被爆の危険性高まっている。放射性ヨウ素131は乳児では大人の100倍吸収する。チェルノブイリでは4,5年後に甲状腺が増えた。乳幼児や妊婦は直ちに移動すべき。東電や原子力保安員はようやく謝罪したが科学者や医師は国民の生命を守る責務がある。今、日本国中の人々が危機にある。原発事故はどこでも起こる。今こそエネルギー転換を。今できることは、雨に濡れない。手洗い、洗顔、早め の行動が大事。非難の問題は課題。現状について毎日泣いています。(反核医師の会 代表世話人 児島徹先生)
原発問題の専門家にきく 3月22日(火)(午後4:00から4:40)放送分
福島原発の第1号機から第5号機の冷却作業の様子が毎日のように伝えられています。1週間がたち、放水状況や電源がつながった、という情報ばかりが伝えられがちですが、この間も放射能は出続けており、また状況も依然深刻で余談を許さない状態です。改めて、原発の専門家小出裕章先生に、今の状況をどう受け止めるべきかをうかがいました。
【出演】小出裕章先生(原子炉実験所 原子力基礎科学研究本部 原子力基礎工学研究部門 助教)
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内部被曝の専門家にきく 3月21日(月)(午後4:00から5:00)放送分
【出演】琉球大学名誉教授 矢ケ崎克馬氏 他
■参考著書『隠された被曝』(新日本出版) 2010年7月出版
●放送概要まとめPDFはこちら
※このテキストは音源をテキストにおこしたものです。使用の際は、改変はご遠慮ください。また出典の明記をお願いします。内部被爆の挙動は、外部被爆とは別次元のものだと云うことを理解する上で、最良の内容です。(一朗)
被曝の影響について 3月18日(金)(午後8:20から9:00)放送分
チェルノブイリ原発事故を受けた医療支援の実績が評価され、2004年にWHOで日本人としてはじめて「放射能線専門科学官」を務めておられる、永井隆記念国際ヒバクシャ医療センター センター長の山下教授に、今の現状をどうとらえればよいのか、お話をうかがいます。
※この他にも状況に応じて震災の情報をお伝えします。
【出演】永井隆記念国際ヒバクシャ医療センター センター長 山下俊一氏 他
■ 略歴
1978年3月長崎大学医学部卒業後、一貫して内分泌学を専攻し基礎と臨床の架け橋の仕事をしている。1991年からチェルノブイリ原発事故後の国際医療協力、95年からセミパラチンスク核実験場周辺への医療協力、2000年から5年間JICAセミパラチンスク地域医療改善計画を主導。2005年から2年間WHOジュネ-ブ本部放射線プログラム専門科学官。
現在、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設教授ならびに附属病院永井隆記念国際ヒバクシャ医療センター長。詳細
●放送概要まとめ(PDF)※このテキストは音源をテキストにおこしたものです。使用の際は、改変はご遠慮ください。また出典の明記をお願いします。FM797京都三条ラジオカフェ 2011-3-18 20:21OA 【出演】《電話インタビュー》
●永井隆記念国際ヒバクシャ医療センター センター長 山下俊一氏
●龍谷大学名誉教授 元共同通信科学記者 坂井定雄(※途中動画スーパーが 一部山下氏となっていました。)
▼2011.03.17 発表、報道されないプルトニウム漏出
《スタジオ》・下村委津子(NPO環境市民)・隅井孝雄(国際メディアアナリスト ノートルダム女子大学客員教授)・山田章博(NPO京都コミュニティ放送 事務局長)
福島原発事故の影響について 3月17日(木)(午後8:00から8:30) 放送分
【出演】環境エネルギー政策研究所 所長 飯田哲也氏 他
東北地方太平洋沖地震による、福島原発事故の影響について再生可能エネルギー、原子力の専門家である飯田哲也さんに今、この事態を私たちがどう捉え、行動していくべきなのかうかがいました。
◎プロフィール
環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長。ルンド大学(スウェーデン)客員研究員。1959年山口県生まれ。自然エネルギーや原子力などの環境エネルギー政策専門家。『21世紀のための再生可能エネルギー政策ネットワー クREN21』理事など国際ネットワークも豊富。温暖化ファンドやグリーン電力などを生み出すなど、社会イノベータとしても知られる。中央環境審議会、東京都環境審議会などを歴任、2009年11月には、新政権の25%削減タスクフォース有識者委員、および行政刷新会議ワーキンググループの事業仕分け人に 任命された。著書に「自然エネルギー市場」(菊地書館)、「北欧のエネルギーデモクラシー」(新評論)他
ツイッター:tetsu
◎環境エネルギー政策研究所(ISEP)…持続可能なエネルギー政策の実現を目的とする、政府や産業界から独立した第三者機関です。地球温暖化対策やエネルギー問題に取り組む環境活動家や専門家によって設立されました。
3月16日(水)(午後3:00から4:00) 放送
海外でも重大ニュースとして報道されていますが、日本の報道とは違い、最悪の状態予測を説明したうえで、現状がどうか、またどう対処すればよいのかを明確に説明しているそうです。また、欧米では、早くも原発の見直しがはじまっています。ドイツでは早期廃止にむけて協議がはじまりました。今回は、ドイツ在住の環境ジャーナリスト、村上さんに、日本での事故がどう伝えられているのか、ドイツでの脱原発の動きなどについて伺いました。
参考:原発、ドイツは早期廃止へ協議 スイスは改修など一時中止(日経3月15日)詳細
【出演】
・村上 敦氏(ドイツ在住 環境ジャーナリスト)
・小出裕章先生(原子炉実験所 原子力基礎科学研究本部 原子力基礎工学研究部門 助教)
・金山勉先生(立命館大学 産業社会学部 教授)
・金山智子先生(駒沢大学 グローバル・メディア・スタディーズ学部 教授)
★村上敦さんプロフィール
ドイツ在住の日本人環境ジャーナリスト。環境コンサルタント。理系出身。日本でゼネコン勤務を経て、環境問題を意識し、ドイツ・フライブルクへ留学フライブルク地方市役所・建設局に勤務の後、フリーライターとしてドイツの環境施策を日本に紹介南ドイツの自治体や環境関連の専門家、研究所、NPOなどとのネットワークも厚い2002年からは、記事やコラム、本の執筆、環境視察のコーディネート、環境関連の調査・報告書の作成、通訳・翻訳、講演活動を続ける。ブログはこちら
▼村上さんのコラムから
地震から4日間の独メディアとドイツ政府の動向について こちら
●村上さんのお話抜粋…ドイツでは、はじめ地震や津波の被害についてとり上げられていました。その後、1号機の爆発のシーンが繰り返し流されていました。どのような事態があったのかは日本と同じように詳しくは報道されていませんでした。州議会選挙にあわせ、12日にドイツ全土で大規模な反原発のデモが計画されていたため、かなりおおきくメディアに取り上げられるようになっています。そのため、ドイツ国民の関心は原発に移っています。情報開示が不十分なので、政治家や市民から日本の情報政策に非難が集まっています。ドイツ政府は、成田行き飛行機を名古屋や大阪行きに振り分けたり、在日ドイツ人に西への避難を勧告したり、という対策をとっています。これはドイツ政府が東京を危険だと判断したのではなく、情報不足で何が起きているかわからないからです。さらには、メルケル首相が脱原発の期限延長を見直したり、1980年以前に作られた原発の停止を行うなど政治的な対応が行われています。また、最悪の場合どのような事態が起こるのかという専門家の番組も行われていました。ドイツでは、専門家の一次情報をそのまま国民に伝えるのではなく、間にジャーナリストが入って、国民にわかりやすく伝えるという仕組みもあります。
福島原発の状況について 3月15日(火)(午後2:30から3:30)放送分
【出演】
・小出裕章先生 原子炉実験所 原子力基礎科学研究本部 原子力基礎工学研究部門 助教
・細川弘明先生 精華大学人文学部総合人文学科 環境未来コース 教授 詳しくはこちら
●放送概要まとめ(PDF) ※このテキストは音源をテキストにおこしたものです。使用の際は、改変はご遠慮ください。また出典の明記をお願いします。
福島原発の状況について 3月14日(月)(午後5:00から6:00)放送分
【出演】・小出裕章先生 原子炉実験所 原子力基礎科学研究本部 原子力基礎工学研究部門 助教
・細川弘明先生 精華大学人文学部総合人文学科 環境未来コース 教授詳しくはこちら
※音源と動画の両方がありますがいずれも同じ内容です。(番組内で「ひろあき」とご紹介していますが、先生の名前の読みは「ほそかわこうめい」です。お詫びして訂正いたします)
※細川先生からは番組終了後の以下のようなコメントをいただいています。
番組で言ったことと入れ違いになってしまいましたが、東海第2原発は非常用電源が復旧し、冷却作業が継続できるようになったとのことです。圧力開放(=放射能放出)はおこなわずにすんでいるとのこと。日原電に確認しました。ただ、まだ温度は高いようなので、電源がダウンしないよう祈るばかりです。
音源はこちら(フルバージョン。後半は原発事故関連以外の情報もあります)
動画はこちら(途中機材調整の関係で音が聞きづらいところがあります)