１９９９年度ノーベル化学賞をズベイル博士（エジプト）が受賞昨年暮れ、盛大な授賞式、新宿で

　１９９９年ノーベル化学賞を受賞されたエジプトのアハメッド・ズベイル博士の受賞祝賀パーティが、昨年１２月２4日に、西新宿のヒルトン・ホテルで、マフムード・カーレム・エジプト大使、ハリール・ダルウッシュ文化教育参事官ら始め、日本の学者、関係者約１５０名の出席の下、盛大に開かれた。ズベイル博士の略歴は以下の通り。 　

　 アハメッド・ズベイル博士は、１９４６年エジプト生れ。米ペンシルバニア大で博士号を取得。今回のノーベル化学賞は、レーザーによって生じるフラッシュ光を利用し、フェムト秒（千兆分の一秒）と言う極めて短い時間に起こる化学反応で、分子や原子がどう振る舞うかを観察すること画期的な発明に与えられたもの。現在、世界中の研究者がこの手法を用いて、高分子の表面や内部で化学反応が起こる過程などを研究しており、触媒のはたらきなどを予測することなどに応用が広がっている。